ミセス・ハリス、パリへ行く 作品情報
みせすはりすぱりへいく
第二次世界大戦後のロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦ハリス(レスリー・マンヴィル)は働き先でクリスチャン ディオールのドレスに出会う。そのあまりの美しさに完全に魅せられてしまったハリスは、ディオールのドレスを手に入れるためにパリへ行くことを決意。なんとか集めたお金でパリへと旅立ち、到着して向かった先はディオールの本店。威圧的なマネージャーのコルベール(イザベル・ユペール)から追い出されそうになるハリスだったが、彼女の夢を諦めない姿勢は会計士のアンドレ(リュカ・ブラヴォー)やモデルのナターシャ(アルバ・バチスタ)、シャサーニュ侯爵(ランベール・ウィルソン)ら出会った人々を魅了していく。果たしてハリスはクリスチャン ディオールのドレスを手に入れて、夢を叶えることができるのか……。
「ミセス・ハリス、パリへ行く」の解説
「ポセイドン・アドベンチャー」などで知られる小説家ポール・ギャリコによる『ハリスおばさんパリへ行く』を映画化。第二次世界大戦後のロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦ハリスは、クリスチャン ディオールのドレスに心を奪われ、単身パリへと向かうのだが……。出演は「ファントム・スレッド」のレスリー・マンヴィル、「エル ELLE」のイザベル・ユペール、「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」のランベール・ウィルソン。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年11月18日 |
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キャスト |
監督:アンソニー・ファビアン
原作:ポール・ギャリコ 出演:レスリー・マンヴィル イザベル・ユペール ランベール・ウィルソン アルバ・バチスタ リュカ・ブラヴォー エレン・トーマス ジェイソン・アイザックス |
配給 | パルコ=ユニバーサル映画 |
制作国 | ハンガリー=イギリス=カナダ=フランス=アメリカ=ベルギー(2022) |
上映時間 | 116分 |
公式サイト | https://www.universalpictures.jp/micro/mrsharris |
(C) 2022 Universal Studios
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「家政婦はパリを夢に変える!!!」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-12-01
タイトル通りの正に、その名の通りのお話し。
けれど、エスプリの効いた、余すことなく、完璧に仕上げるオートクチュールのように、完璧な仕上がりの作品。
人生に、大切なバラ(愛)を失った彼女に、ドレスが、明かりを灯す。
また、パリ、そしてディオールも、大切な何かを失いかけていた。
彼女の縁起(魔法)によって、消えかけていた世界に、明かりが、灯り始める。
働き者こそ、地の塩と言います。
怠け者は、怠け者の臭いがするように、
働き者は、バラの芳香のように、香りさえ漂う存在。
ラ・ビィアン・ローズ、幸せ色を振り撒き、人々に、十人十色の幸せ色のバラを咲かせる存在。
ハリス、家を支配するものが、世界を支配する。
正に、働き者、時に、透明人間かもしれないが、働き者こそ、人生に、手間暇かけて咲かす、バラのような存在として、香しくもあり、人々の心に、消えかけていた、明かりを灯す。
バラの栽培しかり、ディオールの工房しかり、あなたの人生しかり、働き者こそ、地の塩。その場所で、高貴なバラを咲かせる存在。