P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2023-09-06
面白かった。安定の池井戸潤作品ですね。出演者もワンシーンだけの役者さんも含めて見応えありましたが、元キンプリの人がもう一つやったかな。
あきらとあきら
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面白かった。安定の池井戸潤作品ですね。出演者もワンシーンだけの役者さんも含めて見応えありましたが、元キンプリの人がもう一つやったかな。
ストーリー的に、よく考えられて、最高の作品と思う。
涙と鼻水でマスクがビショビショになってしまった作品。
本年度ベスト級!
相変わらず前情報は遮断して鑑賞したのも正解だったかも。
町工場を営む家で育ったアキラ(竹内涼真さん)。
銀行マンになった理由に泣ける。
大企業を経営する父の下で育ったあきら(横浜流星さん)。
親の敷いた線路ではなく自分で人生を切り開く姿勢がカッの良い!
この二人が同じ銀行マンの同期となり、ある企業を窮地から救うストーリー。
と思いきや、ちょっと違う展開となりスクリーンに引き込まれる。
同期の銀行マンのアキラ&あきら。
人間味あるアキラ。
冷静沈着でクールなあきら。
生まれ育った環境が性格をそうさせてしまった感じのキャラクター設定。
アキラ&あきらの仕事中のシーンが熱い。
あんなに仕事に熱中した事。
自分には最近無いかも(笑)
序盤のベアリングのシーン。
バレバレの伏線なんだけど、台詞の無い伏線回収シーンに号泣。
銀行マンの新人研修。
レベルが高過ぎでした( ´∀`)
アクションものではないのに手に汗握りました。2人の関係性が見ものです。最後はスカッとして清々しい前向きな気持ちになりました。ほぼ背景は職場でしたがそんなの気にならず、2人を取り巻くそれぞれの立場のそれぞれの感情、何とか切り開こうと立ち向かうアキラとあきらの心情やキャラクターに目がいきました。特に主演2人の表情が良かったです。
原作は池井戸作品でも一、二を争う面白さ。そして上下巻と長く、少年時代のエピソードはかなりバッサリ切られています。しかし何故か端折られ感は無く、スッキリと見やすく、それでいて見ごたえもありました(脚本が巧い)。登場は少ないものの、ヤスさんの扱いが憎い。満島くんも良い。(100%のほうの)アキラもいい味出してる(この人は役者でもっと見たい)。ドラマ版は再建計画が若干違っていた様な、また見返したくなりました(そしてTBS日9でも見たい)。見たかった原作のエピソードを上げればキリがありませんが、今回はこのまとめ方が正解だと思います(グルグルと言う響きが好きですが)。結論、やはり「面白い」物語ですね。
とっても面白かったです。お話のテンポもいいし、2時間があっという間でした。主役のお二人もとても良かったです。過去に経理で働いていた会社で、融資を受ける際、さんざん銀行の方にお世話になった事がよみがえってきて身につまされました。
安定の池井戸作品ですね。
アメコミのヒーローモノを観たような爽やかな希望を感じさせる作品。
ストーリーと違い、決してアクションや戦闘シーンがあるわけではないが、全体を通して、まるで、アメコミのヒーローモノ。
最近のアメコミが、ドラマチックなので、そう感じるのかもしれない?
若いバンカーを主軸に、宿命的対決を通して二人の運命が、交差し、ダイナミックかつドラマチックで、打ちのめされながらも這い上がり、復活するスピリチュアルなエッセンスも加え新たな友情を育んで行く爽やかな希望に溢れる作品。
竹内さんと横浜さんはアクションもできるから、そう感じるのか、監督が、そう言うスタンスで取り組んだのか?ドラマに力を入れてるWOWOWのお陰か?
この監督の作品は三作目、三度目の正直の如く良く仕上がっている。邦画であるが、アメコミのような迫力と爽やかさ。