P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-12-07
コミカルにしたいのかシリアスにしたいのか噛み合ってない感じです。内容は面白いのに脚本が適当な感じ。出演者でなんとか観れてる感じです。立川志の輔師匠の原作なんですね、落語で聴いてみたいです。
たいがへのみち
総合評価4.2点、「大河への道」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
コミカルにしたいのかシリアスにしたいのか噛み合ってない感じです。内容は面白いのに脚本が適当な感じ。出演者でなんとか観れてる感じです。立川志の輔師匠の原作なんですね、落語で聴いてみたいです。
私は昔から伊能忠敬さんの大ファンなのだ。だからこの映画はひじょうに興味深かった。とても感動した。これはあまりにも心地よさがあったからだ。中井貴一さんの演技はほんとに素晴らしいと思った。
神話の頃から、人生は川と言う道であり流れ、そして、宇宙に繋がる大河へと流れ込む。
人に物語があるように、宇宙にも物語があり、それは、人々を照らす光であり、地図である。
落語的な笑いを映画に落とすと、少し、落としどころが違うのか、笑いに、多少、温度差を感じた。
確かに、笑いになるところなのだが、大爆笑とはならない、落としどころとは理解できるのだが?
作品をコミカルにしたいのか、シリアスにしたいのか、ハッキリしないからかもしれない?
まぁ、無難に仕上がったと言える。
人に物語があり、時に、その物語に巻き込まれ、人生の地図を歩む人々。
また、それも、宇宙の大河に流れ込む、一滴である。
宇宙の大河に流れ込む、すべての人生が、ドラマである。
歴史好きのお子様からご年配の方まで楽しめる古き良き映画。笑いあり涙ありです。雄大な日本の景色を伊能図と重ねながら、ゆったりと鑑賞しました。たまにはこういったミドルテンポの映画に向き合うのも良いかと。中井さんの演技に感動しました。おススメです。
泣かせるコメディ、といった仕上がり。
テンポのいいセリフの掛け合いによる、人情ものになっておりました。
中井貴一さんの、時代劇パートでの立ち居振る舞いはさすが。『平清盛』平忠盛、『雲霧仁左衛門』などを思い出しました。
志の輔さんの創作落語が原作とのことで、「小咄の映像化」と考えるとうまくいっていたかと。
いつも自然なえんぎをされる北川景子さんや松山ケンイチさんらの演技が、どこか大げさっぽいのに少し違和感も感じたのですが。
戯画化された変人だらけだけれども、どこか身近な感じのする各キャラが「落語の登場人物」であるとして受け止められるかどうかが、映画を楽しめるかどうかのキーポイントかもしれません。