笑いのカイブツ 作品情報

わらいのかいぶつ

笑いのカイブツのイメージ画像1

愚直で不器用、人間関係を築くのも得意ではないツチヤタカユキは、笑いに人生を捧げており、気が狂うほどにネタを考える日々を送っている。念願が叶いお笑い劇場の小屋付き作家見習いになったものの、笑いだけを追求し常識から逸脱した行動をとるツチヤは、周囲から理解されずに淘汰されてしまう。ヤケを起こしながらも笑いを諦められないツチヤは、ある芸人のラジオ番組にネタや大喜利の回答を送るハガキ職人として情熱を注ぐ。やがてラジオ番組を通して憧れの芸人から東京に来て一緒にお笑いやろうと声がかかり、ツチヤは東京で必死に馴染もうとするが……。

「笑いのカイブツ」の解説

テレビの大喜利番組やラジオ番組への投稿に心血を注いだ“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの青春私小説を、「あの娘は知らない」の岡山天音主演で映画化。笑いに人生を捧げるツチヤタカユキは、念願が叶いお笑い劇場の小屋付き作家見習いになるが……。井筒和幸、中島哲也、廣木隆一などのもとで助監督を務めてきた滝本憲吾監督が、笑いに取り憑かれた男の純粋で激烈な半生を描く。主人公のツチヤタカユキを岡山天音、彼の才能を見出し東京に呼び寄せるお笑いコンビ『ベーコンズ』の西寺を「泣く子はいねぇが」の仲野太賀、ツチヤと意気投合するピンクを「ミステリと言う勿れ」の菅田将暉、ツチヤが思いを寄せるミカコを「恋のいばら」の松本穂香が演じる。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2024年1月5日
キャスト 監督滝本憲吾
原作ツチヤタカユキ
出演岡山天音 片岡礼子 松本穂香 前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 管勇毅 松角洋平 菅田将暉 仲野太賀
配給 ショウゲート=アニモプロデュース
制作国 日本(2023)
上映時間 116分
公式サイト https://sundae-films.com/warai-kaibutsu/

(C)2023「笑いのカイブツ」製作委員会

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:3.5点★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「これでいいのだ!?」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-01-19

人間的には、ちょっとポンコツぽい主人公ですが、彼の中では、人生の終着点が決まっていて、これしかない、これだけしかなかった。

まあ、ほんま、不器用な人間で、こんな人間の作品に、評価は別れると思いますが、作品としては、秀逸です。

俳優陣も、皆さんいい演技され、映画として本当、素晴らしい。

主人公のポンコツさも、彼の中での終着点が見えているから、一生懸命もがき、しがみついて生きている。

終盤には、思わず涙するシーンも、又、ヤクザの親分の優しさは、本質を見抜いているから、そのシーンは、痛みを知るからこそ、この若者がもがき苦しんでいるんだと理解できるから、あの優しい行いができる。

どのシーンも、よくできた作品。

作品・演出・演技など、様々な賞を受賞しても可笑しくない。

主人公のポンコツさに重きを置くと見えて来ないが、作品として、もがき苦しんで生きる人間の作品としては秀逸です。

彼の終着点(若くして死ぬ運命)が思い込みか事実かは分かりませんが、これでいいのだと、言ってあげたいと思います。

最終更新日:2024-06-15 02:00:12

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