P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-07-16
自分の朗読テープを車内で聴く日常のシーン,繰り返されるルーティンは村上春樹の小説の創作方法と重なりまた映画パーフェクト・デイズの平山のトイレ清掃員の一日とも不思議にオーバーラップするんだなあ
どらいぶまいかー
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自分の朗読テープを車内で聴く日常のシーン,繰り返されるルーティンは村上春樹の小説の創作方法と重なりまた映画パーフェクト・デイズの平山のトイレ清掃員の一日とも不思議にオーバーラップするんだなあ
🚗movieplusの深夜放映でで久し振りにTV視聴。自分探しの旅はロードムービーの形を取って居る。劇中劇のサミュエル・ベケットやアントン・チェーホフが伏線を為す。人生哲学の奥義,生きる力は死生観より来る哉。禅の境地とも読み取れる不思議
本篇撮影の四宮秀俊のカメラワークのショートショート作品〈Nagahama〉〈八月八日〉三宅唱監督,ヒロイン石橋静河を再度視聴す。屋外の波の音とソロダンスシーンと,はにかんだ微笑,深夜本読みする孤独な女優の姿…。母親の原田美枝子によく似たルックス,父の石橋凌の面影もある彼女の魅力を只管引き出したビデオアート風な気分で
短編小説をごてごてくっつけて長時間の映画にした感じ。原作と違い過ぎてしらけました。終わり方も「えっ?」て感じでした。
冒頭の霧島かれんとのベットシーンから其れがヒッチコックtouch見たく魅せられて行く。monologue或いは妻との録音テープでの車内対話は通訳困難な対話劇を実演するアプローチを約束する。現代のバベルの塔は破局に向かうのか或いは手話の如く翻訳されて和解の希望へと続くのか。村上春樹思索のロードムービー
悶々と時間が流れ解釈は自分でしたら的つまらん映画
この作品は、全体を通して鑑賞した時に、面白さがわかる作品。
映画鑑賞に慣れてないと難しく感じるかも知れませんね?
現実と舞台のセリフとがリンクする、サイレント・スリラー。
最後は、ハッピィーエンドですが、決して、美しい人間を描いている訳ではありません。
人間が犯した罪は自ら償う物語です。
他のレビューも参考にすると自分の思い込みも解け、視界が広がるかも知れません?
それは、その人次第なので
評価がわかれるのは仕方ないでしょう?
下らない映画。ダサいセックスシーン。最後まで見るヤツの気が知れん。
この映画を観て、とても感動した。これは人間とは何か、人生とは何かという永遠の命題を見事に追求しているからだ。素晴らしいの一言に尽きると思う。このような映画はゆっくり落ち着いて、ありのまま受けとめるように観たほうがいいと思う。きっと何か感じるものがあるはずだ。
何がなんでも3時間は長すぎるし、内容は原作を大改変したものかつ暗く陰鬱としたもので、原作ファンとしても映画ファンとしても残念な作品でした。
これは間違いなく村上春樹のドライブ・マイ・カーではないし、審査員受けはする内容だろうけど一般大衆ウケはしない。
子供に見せるのも正直推奨しません。
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受賞作品なので観てきましたが、途中何度も眠くなりました。
特に演劇の台本読みの場面など
日本語、韓国語、中国語、英語、手話の役者がいて
どうでもよく
18禁の場面もありますが
映画自体暗くて
ドライブ?
の映画という印象ではありませんでした。
3時間は長すぎました。
退屈極まりない凡作。
途中で何度も寝そうになった。賞を取った話題性だけで見るとちょっとついていけない人も多いと思う。
特定の層には支持されるある意味ではジャンル映画かもしれません。
ともあれ、自分には合いませんでした。
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映画のストーリーより、劇中の空き巣のストーリーが面白く少し残念な気がしました。
最後のシーンの犬がとてもかわいい。
間違いなく評論家受けする作品であり、カンヌはもとより、各国際映画賞を総なめにし、アカデミー賞にもノミネートされただけはある。
残念なのは、一般大衆ウケしない難しい内容と淡々と流れる間が、興行収入を阻害している。
なんだか、そういう意味では「バベル」に似ている気がするのは私だけだろうか?
軽いボディブローが続いていたと思ったら、突然血反吐吐いてリングに沈み、蓄積された衝撃の強烈さに気付かされる。
実生活と車の中でのテープとの掛け合い、そして演劇の台詞との二重のシンクロ!ドライバーとの心の晒し合い、そして、冒頭の脚本の話が伏線となっており、何重にも絡み合った脚本が複雑で、深い深すぎると感銘を受ける。
村上春樹の小説は、自分の好みに合わなかったので、全く読んでこなかったが、この作品で、ちょっと読みたくなった。
あっという間の3時間でした。
現代の夫婦関係や親子関係やLGBT・障害者・様々な人間模様が、凝縮されていました。俳優それぞれが、個性的な役を一生懸命に演じられており、感動しました。
また、自分自身が住んでいた広島や長野や北海道が出て来て、親近感も湧きました。ドライブ・マイ・カー パートIIが、どんな展開になるか、これから愉しみです。
上映時間の長さを全く感じさせないくらい没入できました。自然で細やかな演技とストーリーがそうさせたのかもしれません。ラストのシーン、どんな生活を送っているのかと色々想像してしまいます。ハッピーであるコトは間違いないでしょうけど!?
西島さんマッチョ過ぎて(苦笑)
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創造主が、つくりたもうたこの世界は、その人間が、したこと、しなかったこと(やるべきだが怠り怠けた結果)を必ず、穴埋めするように、駆り立てられる旅である。
どんなに、取り繕い、騙せたと思っていても、必ず、その人間は、人生の穴埋めをするように、なる。
創造主の名のもとに人間は、平等である。
ワーニャ伯父さん、妻の不貞、若手俳優のだらしなさ、人間は、人生を騙し通すことは出来ない。
孤独なドライバーの母親の死も、娘の奥の創造主は、彼女の母親がしたこと、しなかったことをよく知っている。
人間は、その相応しい場所に、はまるように、創造主の計らいにより、駆り立てられる旅をするようになる。
だから、堪え忍び、コツコツ積み重ねて生きる人生を嘆くなかれ。
しなかったこと、やるべきだが怠り怠けた者こそ、その生涯を、結末を恐れ、神を畏れ、人生に隠し事は、出来ないことを知れ、後悔する前に。若手俳優を演じた岡田さんの涙のように、引き返すことができなくなる前に。
ロード、創造主がつくりたもうた、人生と言う道は、ドライブ(駆り立てられる)、カー(旅)である。
人、それぞれの、ドライブ・マイ・カー。
淡々と、ジグソーパズルのピースをはめて行くように、セリフと言葉、感情とストーリー、架空と現実が、見事に、はまって行く。
運転していることさえ忘れてしまうドライバーズ・テクニックのように、余りにも、展開が、自然で淡々としているので、サイレント・ミステリー(ホラー)であることに、気づかずに、鑑賞し終わるのかもしれない。
ヨーロッパなどでは、サイレント・ミステリーは人気ですし、それを感じさせない、作風で、男女の関係に、練り込んで、淡々と、シンプルに、まるで、凄腕のドライバーのような世界観が、村上春樹氏の魅力なのでしょう?
人生は、正に、旅(car)
人それぞれが、駆り立てられる(drive)。
言葉が、先にあった、創造主と共に…。
それぞれの人生は、必ず、ジグソーパズルのように、はまって行く。
貴方が、語る言葉と共に。
その相応しい場所に。
『ノルウェーの森』と同じく歌詞の内容とは関係ないが、長尺にも拘わらず全く退屈しない受賞に相応しい脚本だ。
感情を込めず、言語が混在しても感情が伝わるとは不思議。
岡田将生は、映画もドラマも似たような役が多いが本人に不満は無いのかしら。意見や要望が言える芸歴と思うが。