アウシュヴィッツ・レポート 作品情報
あうしゅびっつれぽーと
1944 年 4月、ポーランド南部のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。多くの囚人にとっては変わらない朝だったが、遺体の記録係をしているスロバキア人のアルフレートは、日々多くの人々が殺される過酷な収容所の実態を外部に伝えるため、同じスロバキア人で記録係のヴァルターとともに脱走を実行した。脱走が明るみになり、残された同じ収容棟の囚人らは何日も寒空の下で立たせられ、ラウスマン伍長から執拗な尋問を受ける。仲間の想いを背負った二人はなんとか収容所の外に脱走し、ひたすら山林をスロバキアとの国境に向けて歩き続ける。負傷や飢え、寒さで何度も倒れながらも、奇跡的に赤十字によって救出された二人は、赤十字職員のウォレンにアウシュヴィッツの信じられない実態を告白しはじめた。果たして、彼らの訴えは世界に届くのか──。
「アウシュヴィッツ・レポート」の解説
アウシュヴィッツ強制収容所を脱走した二人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化。スロバキア人のペテル・ベブヤクが監督を務め、第93回アカデミー賞国際長篇映画賞のスロバキア代表作品に選ばれた。脱走を実行する二人を、「オフィーリア 奪われた王国」のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが熱演。二人を救済する赤十字職員には「ハムナプトラ」シリーズのジョン・ハナーが好演している。二人のレポートは、通称「アウシュヴィッツ・レポート」と呼ばれる「アウシュヴィッツ・プロトコル(Auschwitz Protocols)」を構成する報告書の一つで、1944年4月に、アウシュヴィッツを脱走したアルフレート・ヴェツラーとヴァルター・ローゼンベルク(後に、ルドルフ・ヴルバに改名)の二人によって、収容所の内部やガス室の詳細などをまとめたもの。このレポートによって、ハンガリーのブダペストからアウシュヴィッツへの移送が中止となり、約12万人の命を助ける結果となった。正式には、44年11月に米国戦争難民委員会から発表・出版。収容所内部の詳細が描かれていたため、戦後1945年に行われた歴史的なニュルンベルク裁判においても証拠として用いられた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2021年7月30日 |
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キャスト |
監督:ペテル・べブヤク
原作:アルフレート・ヴェツラー 出演:ノエル・ツツォル ペテル・オンドレイチカ ジョン・ハナー フロリアン・パンツナー ヤン・ネドバル |
配給 | STAR CHANNEL MOVIES |
制作国 | スロバキア=チェコ=ドイツ(2020) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 94分 |
公式サイト | https://auschwitz-report.com/ |
(C)D.N.A., s.r.o., Evolution Films, s.r.o., Ostlicht Filmproduktion GmbH, Rozhlas a televizia Slovenska, Ceska televise 2021
予告編動画
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ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「ige」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2021-08-02
観てるのがかなり辛かった。
座って観るより、立ち見で観る映画だったかもしれません。
事実を基に作られた作品。
ナチスの収容所「アウシュヴィッツ」でユダヤ人が大量虐殺されている事実を、収容所から二人が脱走してその事実を公にするストーリー。
テンタメ性は全く無し。
前半は残酷なシーンが淡々と進み、脱走後は二人が国境を超えるまでの悲壮感溢れるシーンが辛い。
脱走するシーンに期待してたけど、実際はあんな感じなのかとと思うばかり。
途中、カメラワークのブレブレに酔いそうになる展開は、脱走中の二人の疲労感を表したかったか?
気にるところ。
それにしても100万人以上が殺されたと聞いてびっくり。
固いパンを美味しそうにむさぼるシーンが印象的でした( ´∀`)