ホムンクルス 作品情報

ほむんくるす

一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る、記憶も感情も失くした名越進(綾野剛)。彼の前にある日突然、医学生・伊藤学(成田凌)が現れる。伊藤は名越に、期限7日間、報酬70万円を条件に、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けるよう持ち掛ける。名越は手術後、右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。伊藤はその現象を、「他人の深層心理が視覚化されて見えている」と言う。そして彼は、その異形をホムンクルスと名付ける。名越が見たものは真実なのか、それとも脳が作り出した虚像の世界なのか? そしてその先に待っている結末とは……?

「ホムンクルス」の解説

山本英夫原作の同名コミックを実写映画化。記憶も感情も失くしたホームレスの名越の前に医学生・伊藤が現れ、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開ける手術を受けることに。手術を受けた名越が右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。出演は、「ヤクザと家族 The Family」の綾野剛、「カツベン!」の成田凌、「空に住む」の岸井ゆきの、「記憶の技法」の石井杏奈、「海難1890」の内野聖陽。監督は、「呪怨」シリーズの清水崇。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2021年4月2日
キャスト 監督清水崇
原作山本英夫
出演綾野剛 成田凌 岸井ゆきの 石井杏奈 内野聖陽
配給 エイベックス・ピクチャーズ
制作国 日本(2021)
年齢制限 PG-12
上映時間 115分
公式サイト https://homunculus-movie.com/

(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:3.25点★★★☆、4件の投稿があります。

P.N.「marsman」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2021-06-05

ある種の幸福論。漫画と違うラストが良い。漫画原作を読む必要は無く、漫画より良くなっている。漫画は気持ち悪い。
基本は「生きた現実感の無さ」が作品全体に通底していて、たぶんホムンクルスというトラウマを見てもらうことにこだわる人は、イコール"幸福になれない人"を指している。それに対して、ホムンクルスの幻視(ヨーロッパの敬虔な宗教者の間では神の幻視者は評価されるが)を何とも思わない人がいる。つまり、"幸福になれる人"だ。作品中で口に出して言われてないことだが、リアル世界で理解するにはそう解釈するものだと思った。
ペンフィールドのホムンクルス理論は、少し触れられているが、明らかに絵的に話が先行していて、本来の理論の意味を誤解させるから、著者の悪いところだと思う。
それにストーリーとして、7日間でこんなに幻視に振り回されたら、そりゃ発狂自殺する人も出てくるわ。最後に伊藤は屋上に向かったが、それを意味してる。
実際にこんなことはあり得ないと思う。小説としてのフィクションやSFということじゃなくて、無いよ。いくら何でも。ま、希望を描いてる映画などではない。幸福って、性格の問題なのかな‥‥。

最終更新日:2022-07-26 11:03:18

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