P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-12-03
緊迫した社会情勢に置いていかれたような、のどかな村の日常生活に、村人の生殺与奪を握る、敵の軍隊がいる。情報があまり入ってこないうえ、村には、元々ユダヤ人はほぼいないので、良く知ってる人が、目の前で殺される、という事はない。隣の村にはレジスタンスがいて、処刑になったりしている中、この村では、軍隊よりは野生の熊の方が脅威。
一見、戦争を忘れさせ、遠い国の話になっているようにも思える中、やっぱり敵に支配された村だ、と、地味にわかる描写が細かい。
アーニャは、外部からやってくる、希望の象徴のように思った。。