P.N.「Kooshikondo」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-08-15
想像力を掻き立てさせられる作品だった。
失明したヒロインがいつの間にか眼が見える様になっていた事について、最初は違和感を感じたが、それを言うなら何で見えなくなったのか?また何で治ったのか、観るものが勝手に想像すれば良いのではと思い直した。
この映画は全編そのスタンスで観れば良いのだと思った。
23年間のヒロイン伊智子の有る意味奔放な生きざまや、前向きさ、そして無き子供への思い等、人間の、女性の逞しさや温かさが描き出されていた。
そしてヒロインを演じた武田曉さんが恐らく大半は素のままで、そして決めるときは演技力でちゃんと決めてくれたのが良かった。
久しぶりに見た後に残る作品だったと思う。