今宵、212号室で 作品情報
こよいにひゃくじゅうにごうしつで
司法・訴訟史が専門の大学教授マリア(キアラ・マストロヤンニ)は、付き合って25年、結婚して20年になるリシャール(バンジャマン・ビオレ)と二人暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、マリアは浮気を重ねていた。だが、ある日ついにリシャールにバレてしまい、怒った彼と距離を置くため、マリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室で過ごすことに。窓越しに夫の様子を眺めるマリア。すると、突如20年前の姿をしたリシャール(ヴァンサン・ラコスト)が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、愛の魔法にかかった不思議な一夜が幕を開ける……。
「今宵、212号室で」の解説
シャンソンの名曲にのせてパリのホテルで繰り広げられる軽妙洒脱なラブ・ストーリー。夫と喧嘩したマリアは、一晩だけアパルトマンの真向かいのホテルで過ごすことに。すると20年前の夫をはじめ、歴代の元カレたちが次々と登場、不思議な一夜が幕を開ける……。主人公マリアを演じるのは、本作で第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞を受賞したキアラ・マストロヤンニ。共演は「アマンダと僕」のヴァンサン・ラコスト、「マリアンヌ」のカミーユ・コッタン。監督は「愛のあしあと」のクリストフ・オノレ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2020年6月19日 |
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キャスト |
監督:クリストフ・オノレ
出演:キアラ・マストロヤンニ ヴァンサン・ラコスト カミーユ・コッタン バンジャマン・ビオレ |
配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | フランス=ルクセンブルク=ベルギー(2019) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 87分 |
(C)Les Films Pelleas/Bidibul Productions/Scope
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、1件の投稿があります。
P.N.「シャンブレ ワインは適温に戻して」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-07-29
冷えきった夫との夫婦生活。
ワインと女は、歳をとるほど味がでるフランス文化の如く、妻は、変わらぬ青春を謳歌する。
お遊びも飽きた頃、夫に、ばれて、妻への信頼が揺らぐ。
奇跡が起きる向かいのホテル
今宵、212号室へ、妻は、逃げ込んだ。
シャンブレは、ベッドのある宿泊部屋でもあるが、日本語タイトルからは、読み取れない、冷えたワインを適温に戻すと言うニュアンス、夫の冷めた情熱をよみがえらせ、妻のいつの間にか、打算的を情熱的と勘違いしていた気づきを得る時間が必要だった。
212号室も、弁護士である彼女へのメッセージでもあった。
一晩に起きるあの時に戻れたらをコミカルに、楽しく愛し合う奇跡のシャンブレ。
ワインも人生も、適温に戻す時間が、大切。