再会の夏 作品情報

さいかいのなつ

1919年、終戦直後。夏の盛りを迎えたフランスの片田舎に、パリから軍判事のランティエ少佐がやってくる。第一次世界大戦の英雄で武勲をあげたはずながらひとけのない留置所に収監され頑なに黙秘を続けるジャック・モルラックを軍法会議にかけるか決めるために来たのだった。留置所の外で吠え続ける一匹の犬に関心を寄せるランティエ少佐。その犬は、留置所から決して離れようとしなかった。モルラックについて調べるうちに、やがて、農婦にしてはあまりにも学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かび上がってくる……。

「再会の夏」の解説

モーリス・ジェヌヴォワ文学賞を受賞した歴史小説を「画家と庭師とカンパーニュ」のジャン・ベッケル監督が映画化した忠犬物語。黙秘を続けるジャック・モルラックを取り調べるランティエ少佐は、留置所から離れようとしない犬とジャックの恋人に目を付ける。ランティエ少佐を「最強のふたり」のフランソワ・クリュゼが、第一次世界大戦で武勲をあげながら収監されたジャック・モルラックを「ダリダ~あまい囁き~」のニコラ・デュヴォシェルが演じる。第一次世界大戦終結から100年を記念し製作された。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年12月13日
キャスト 監督ジャン・ベッケル
出演フランソワ・クリュゼ ニコラ・デュヴォシェル ソフィー・ヴェルベーク
配給 コムストック・グループ 配給協力:ギグリーボックス
制作国 フランス=ベルギー(2018)
上映時間 83分
公式サイト http://saikai-natsu.com/

(C)ICE3 – KJB PRODUCTION – APOLLO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - UMEDIA

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予告編動画

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「白烏」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2022-02-14

美しい仏の片田舎。傷ついた男とひたすら彼を待つ犬と女と幼子。人生を理解してる知的な初老の判事。単純な美しい純愛と見せかけ、戦争への強い怒りと悲しみ、人間の本性を問い、かなり哲学的、社会的。倒れた犬を優しく介抱する老婆の言葉が、亡き祖母と全く同じで、想いに涙した…静かな映画だけど、ラスト救われた。オススメ

最終更新日:2022-07-26 11:03:19

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