キューブリックに愛された男 作品情報
きゅーぶりっくにあいされたおとこ
イタリア系移民であるエミリオ・ダレッサンドロは、才能溢れるレーシング・ドライバーとして、将来を嘱望されていた。しかし、新天地を求め移住したロンドンではレーサーの職は得られず、タクシー運転手として家族と平凡な生活を送っていた。1970年、ある雪の夜、ホークフィルムという会社からエミリオに「人ではなく、ある“モノ”を撮影スタジオに運んで欲しい」という奇妙な仕事の依頼が入る。悪天候に加え、その物は車に積むには大き過ぎたが、エミリオはなんとか無事にスタジオまで送り届ける。映画に興味のない彼は、そこで何が行われ、直接の雇い主が誰かなど特に気にはかけなかった。だが後日、そのホークフィルムから、社の代表が挨拶したいと連絡が入る。それがスタンリー・キューブリックとエミリオとの最初の出会いであった。レーサーとしての実績を知っていたキューブリックは、自分の専属運転手として雇いたいと申し出る。エミリオは快諾、翌日からアボッツ・ミードにある監督の自宅兼スタジオに通うことになる。30年にも及ぶふたりの奇妙な友情はこうして始まった……。
「キューブリックに愛された男」の解説
巨匠スタンリー・キューブリックと私設運転手との30年にも及ぶ主従関係を追ったドキュメンタリー。F1レーサーを目指していたエミリオ・ダレッサンドロは、運転技術を気に入られ、監督の屋敷に住まわされる。やがて、ふたりの間に奇妙な友情が芽生え始め……。監督は『Hate 20』のアレックス・インファセッリ。2016年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)最優秀ドキュメンタリー賞受賞作。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2019年11月1日 |
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キャスト |
監督:アレックス・インファセッリ
出演:エミリオ・ダレッサンドロ ジャネット・ウールモア クライヴ・リシュ |
配給 | オープンセサミ(提供:エクラン=オープンセサミ=カットバック=ブロードウェイ/配給協力:コピアポア・フィルム) |
制作国 | イタリア(2016) |
上映時間 | 82分 |
(C)2016 Kinetica-Lock and Valentine
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