P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-06
🕺本篇主演の抜擢は映画ベイビー・ドライバーのリズム感を踏まえたものだから何だろう。映画シンドラーのリストの監督スピルバーグの視座は中東紛争の現代的な対立・戦争と平和の問題にあるに違いない。有名なナンバーとダイナミックな踊りはミュージカル舞台さながらの実演!リタ・モレノ出演はヒットした前作へのオマージュ
うえすとさいどすとーりー
総合評価4.83点、「ウエスト・サイド・ストーリー」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
🕺本篇主演の抜擢は映画ベイビー・ドライバーのリズム感を踏まえたものだから何だろう。映画シンドラーのリストの監督スピルバーグの視座は中東紛争の現代的な対立・戦争と平和の問題にあるに違いない。有名なナンバーとダイナミックな踊りはミュージカル舞台さながらの実演!リタ・モレノ出演はヒットした前作へのオマージュ
私は昔からウエスト・サイド物語が大好きだ。だからこの映画を観たのだ。これはあまりにもスクリーンが美しくて、ミュージックも素晴らしいと思った。最高のエンターテイメントといえるだろう。
深夜NHKBSで再放送された三大テナーの共演のドキュメント,パバロッテイ、カレーラス,ドミンゴが歌う現代歌曲に本篇ミュージカルで有名な「マリア」,「tonight」のナンバーも
前作のウエスト・サイド・ストーリーとNYでの舞台を見ています。その視点からの感想です。
この作品が多分前作をリスペクトして、’21と名打っているので、どこに差をつけようとしたのかが気になっていました。
前作は時代への共感であり、今作は過去の時代背景を懐かしむ感じでしょうか? 時代考証が忠実だと思いました。
全体的にはとても良い出来だと思います。楽しく見れるのではないでしょうか。
惜しむらくは主人公のトニー役のアンセル・エルゴートが余りに優しい顔立ちすぎて、この暗い役に合わないと感じました。
あまりに美しすぎて素晴らしい作品。
ストーリー音楽どれを取っても最高です。
そしてあまりに悲しいストーリーです。
争いや対立からは何も生まれないという作品。
待機期間を経て、バレンタインの時期に、タイミング良く公開となりました。
種を超えて愛し合う、シェークスピアのロメオ&ジュリエットがベースの作品のリメイク。
舞台から始まっただけに、ダイナミックなダンスと音楽が、作品の醍醐味、正に、映画は、音楽とひとつを象徴する名作。
愛がテーマの作品、人々の喜怒哀楽、過ち、それを超えて、慈悲、慈しむ、人間は、愚かな行動をしてしまうもの、自覚なく、大切な者を失って、始めて、無意味な争いから、目覚めるのも事実。
それでも、争うなら、その苦悩は続くが、争うことの無意味に気が付いたなら、種を超えて、ジェンダー・レスな世界が、実現する。
人間は、過ちをおかさない者はいない。ただ、それを自覚しないだけ、人間と言うジェンダーを超えて生きる時、人類と言う種が、更に、拡大してダイナミックに生きれる地球上で奏でる音楽自体になれるだろう?