ディリリとパリの時間旅行 作品情報
でぃりりとぱりのじかんりょこう
新たな芸術や科学技術が花開きパリが栄えた、ベル・エポックと呼ばれる時代。どうしても外国に行ってみたいディリリは、密かに船に乗ってニューカレドニアからパリにやってくる。そして配達人のオレルと出会い、初めてのバカンスを楽しむ約束をする。一方、その頃少女の誘拐事件が街を騒がせており、男性支配団と名乗る謎の集団による犯行といわれていた。オレルはたくさんの人々と知り合いであり、パリの有名人たちをディリリに紹介。ディリリは有名人たちに男性支配団について次々に質問していく。洗濯船でピカソから“悪魔の風車”に男性支配団のアジトがあると聞き向かう二人。そこでオレルが狂犬病の犬に噛まれてしまうが、すぐさまパスツール研究所で治療を受け、事なきを得る。オペラ座では稀代のオペラ歌手エマ・カルヴェに紹介され、失礼な運転手ルブフと出会った。そんな中、二人は男性支配団がロワイヤル通りの宝石店を狙っていることを知り、待ち伏せをして強盗を阻止。その顛末が新聞で大きく報じられ、ディリリは一躍有名に。しかしそのことでディリリは男性支配団の標的となり、ルブフの裏切りにより誘拐されてしまう……。
「ディリリとパリの時間旅行」の解説
「キリクと魔女」のミッシェル・オスロ監督による長編アニメ。パリが華やいだ19世紀末~20世紀初頭のベル・エポックの時代。ニューカレドニアからやってきたディリリはパリで出会ったオレルとともに、天才たちの協力を受けながら誘拐事件に立ち向かっていく。音楽を「イングリッシュ・ペイシェント」でオスカーを獲得したガブリエル・ヤレドが手がけ、ソプラノ歌手ナタリー・デセイが実在したオペラ歌手エマ・カルヴェの声を担当。日本語吹替版では、「3月のライオン」の新津ちせ、「麻雀放浪記2020」の斎藤工らが参加した。第44回セザール賞にて最優秀アニメ作品賞を受賞。劇場公開に先駆けフランス映画祭2019にて上映、エールフランス観客賞に輝く。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2019年8月24日 |
---|---|
キャスト |
監督:ミッシェル・オスロ
出演(声):プリュネル・シャルル=アンブロン エンゾ・ラツィト ナタリー・デセイ 新津ちせ 斎藤工 ブルーノ・パビオット イザベル・ギアール |
配給 | チャイルド・フィルム |
制作国 | フランス=ベルギー=ドイツ(2018) |
上映時間 | 94分 |
(C)2018 NORD-OUEST FILMS - STUDIO O -ARTE FRANCE CINEMA - MARS FILMS - WILD BUNCH - MAC GUFF LIGNE -ARTEMIS PRODUCTIONS - SENATOR FILM PRODUKTION
動画配信で映画を観よう! [PR]
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、10件の投稿があります。
P.N.「雪ん子」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-02-02
映像がとにかく素晴らしくて、かつフランス語もとっても丁寧できれいな響きで、うっとりしっぱなしですが…
子どもの誘拐が多発していたパリの地下で子供達が幽閉されているシーンには、余りの事にぞっとしました。
実際現在でもそうした事はあるそうですし、現にエプスタ〇〇島のような場所も実際にあったのですから、もしかしてそうした組織的犯罪が行われていることへの告発なのかとも感じました。
映像の美しさとエピソードの残忍さが、なんともアンバランスではありますが、色々な意味で素晴らしい映画だと思いました。