P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-05-11
そして,本篇主演のキキ・レインがアシュトン・サンダースと共演したのが本邦未公開映画〈ネイティブ・サン~アメリカの息子~〉原作リチャード・ライトの衝撃作品だった…
びーるすとりーとのこいびとたち
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そして,本篇主演のキキ・レインがアシュトン・サンダースと共演したのが本邦未公開映画〈ネイティブ・サン~アメリカの息子~〉原作リチャード・ライトの衝撃作品だった…
名画座の老舗の早稲田松竹の作家ジェイムス・ボールドウイン文學特集の一本!「私はあなたのニグロではない」と併映…。ティッシュを演じたキキ・レインの魅力もさる事ながら,冒頭からミュージカル映画「シェルブールの雨傘」風の俯瞰ショットやノスタルジックな映画「キャロル」タッチのメロドラマでも有るー。黒人同士やレイプ被害のプエルトリコ女性との冤罪事件を挟み複雑な人間模様が愛のドラマを育んだ名篇。映画「ララランド」を抑えてアカデミー賞を受賞した「ムーンライト」の監督の力量丈在るんだなあ
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
個人的には「グリーンブック」よりおすすめ。ただ、「ファーストマン」と同様、ヒット要素が極端に少ない、真面目だが地味な映画なので、好みは分かれるかと。ヒロインはアメリカ人にはあまり受けないタイプか、と思った。結局、ああいう選択をするしかない所に、闘争をメインにするドラマにはない、現実の残酷さを感じた。激しいシーンが少なくても、何よりも雄弁に激しいラストだった。