長いお別れ 作品情報

ながいおわかれ

2007年秋。東京郊外の東家の母・曜子(松原智恵子)は、離れて暮らす娘たちに電話をかけ、父・昇平(山﨑努)の70歳の誕生パーティーに誘う。長女・麻里(竹内結子)は夫の新(北村有起哉)の転勤で息子・崇とともにアメリカに住んでいる。次女・芙美(蒼井優)は、スーパーで働きながら、カフェ経営の夢も恋人との関係もうまく行かず、思い悩んでいる。娘たちが帰省すると、中学校校長も務めた厳格な父が半年前に認知症になったことが告げられる。2009年夏。移動ワゴン車でランチの販売を始めた芙美は売り上げが伸びず悩んでいた。麻里は夏休みを利用して崇とアメリカから帰省する。昇平は「帰る」と言って家を出て行ってしまうことが増えた。崇が昇平を探しに行くと、昇平は芙美の中学時代の同級生・道彦(中村倫也)と一緒にいた。そこに移動ワゴン車の芙美が合流する。昇平が生まれ育った家に帰りたがっているのではないかと考えた麻里は、両親と崇を連れて昇平の生家に向かう。そこで、東京オリンピックの年に出会った両親の思い出を聞く。2011年春。芙美は道彦と付き合い始めるが、離婚した妻と娘と楽しそうに過ごす彼の姿を見て終わりを悟る。ある日、再びいなくなった昇平を、持たせていたGPS携帯を頼りに探しに行く。昇平は遊園地で、知らない子どもとメリーゴーランドに乗っていた。曜子は、遊園地で娘たちと遊んでいると、雨が降りそうだからと昇平が迎えに来たことを思い出す。2013年秋から冬。芙美は再びスーパーで働き始めていた。そんな折、曜子が網膜剥離で入院することに。昇平の世話を買って出た芙美だったが、想像以上に大変だった。曜子の手術は成功し、順調に過ごしているかのように見えたある日、昇平が骨折して入院する。麻里は反抗期の崇や、家族の問題に無関心な新との関係に疲れ切っていた。ほどなくして昇平の容態が悪化し、麻里は帰国する。医師から人工呼吸器をつけるかどうかの選択を迫られた家族は……。

「長いお別れ」の解説

中島京子の同名小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太が映画化。父・昇平の70歳の誕生日。母・陽子は、帰省した長女・麻里と次女・芙美に、厳格な父が認知症になったことを告げる。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選ぶ未来とは。出演は、「家族はつらいよ」の蒼井優、「クリーピー 偽りの隣人」の竹内結子、「ゆずの葉ゆれて」の松原智恵子、「モリのいる場所」の山﨑努。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年5月31日
キャスト 監督中野量太
原作中島京子
出演蒼井優 竹内結子 松原智恵子 山崎努 北村有起哉 中村倫也 杉田雷麟 蒲田優惟人 松澤匠 清水くるみ 倉野章子 不破万作 おかやまはじめ 池谷のぶえ 藤原季節 小市慢太郎
配給 アスミック・エース
制作国 日本(2019)
上映時間 127分

(C)2019「長いお別れ」製作委員会

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ユーザーレビュー

総合評価:3.88点★★★☆、9件の投稿があります。

P.N.「たっちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2019-11-22

映画である以上希望を持たせる事は無いと寂しいと思います。
現実と余りにもかけ離れている所もあると思います。でもかなり近いとも思います。今、リハビリの仕事をろうけんでやっています。仲仲、理想に近づく事は
出來ませんが実際に近づく事は出來るの出來るのでしょうか まあ、映画ですからそれ程深く考え無くて楽しく見れればいいのかなとも思います、

最終更新日:2022-07-26 11:03:21

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