P.N.「豆の助」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2019-07-02
白石和彌監督の映画ってけっこうバイオレンスってイメージだったけど今回は話の内容に引き込まれていき、暴力シーンも主人公の気持ちに入ってしまった。被災地でのロケってことだがエンドロールまでしっかり見た方がいい。てか、なんてバカな奴なんだよ!って言ってやりたい
なぎまち
白石和彌監督の映画ってけっこうバイオレンスってイメージだったけど今回は話の内容に引き込まれていき、暴力シーンも主人公の気持ちに入ってしまった。被災地でのロケってことだがエンドロールまでしっかり見た方がいい。てか、なんてバカな奴なんだよ!って言ってやりたい
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ローリング・ストーンズ。
奈落の底へ転がり落ちそう…落ちない…落ちそう!…落ちない…
最終的に誰が犯人か何故殺したかはこの際どうでもよくなっていた。
誰が本当のクズか。誰が本当の悪人か。特に娘が自分のことを学校行かないろくでなしと言っていたが、世の中のろくでなしは、はたして本当にろくでなしか。誰かのせいでそうならざるを得なかったのか…
じいちゃんも昔はろくでなしだったようだ。
自分もろくでなしだから大泣きした。世の中、ろくでなしばっかりだろ?
ろくでなしに光をありがとう!
芝居が全員神がかってた。香取慎吾。神演技。
とにかく手に力が入って「えっ?」「なんで?」「あかんやん」終始そんな感じでした。郁男は、どうしようもないグズ野郎で救いようがなくストッパーだった亜弓が殺されたことで心の拠り所だった人を亡くし自暴自棄になっていく。しかも最後には意外な人に裏切られてしまう、ただ残念なのはいろいろ割削されていて想像しろってことなんでしょうが、もう少し付け加えて欲しかったです。でも、また何回か観に行きたい映画ですね。
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人の温かさを感じる映画でした。せっかくご厚意で頂いたお金を、次から次へ、ギャンブルにつぎ込むろくでなし郁男君だけど、なぜか手を差し伸べたくなるキャラを見事に、やってのけた香取慎吾はあっぱれです。他の出演者の方々や、エキストラの方々、白石監督には、本当に感謝しかないです。それに、現在の石巻の状況を見て、復興を願わずにはいられません。
人はどれだけ、人を見捨てずいられるのか?誰でも闇に堕ちる危ない経験はあるけど、落ちてしまったあかの他人をあそこまで、救ってくれるのは何故なんだろう?とか、なぜ、彼はこんなにも引越したばかりで初対面の義理父?から愛されたのだろうと、そんな謎を抱えながら、止まらない涙を隠して帰宅しました。人に優しくするとはこういう事なんだとも教えてもらいました
白石和彌監督が被災地でもある石巻市をロケ地に選んで喪失と再生をテーマにしたもの。白石和彌監督だからバイオレンス!と言うことでなく(勿論あるけど)被災地で過ごす人達の心情を丁寧に描写。主人公のふがいない自分への怒りが香取慎吾からにじんでくる。エンドロールまで見て欲しいもう一度見たい
感動しました
郁男の後ろ姿を見ていると、昔慎吾くんが演じたドラマ未成年のデクを思い出しました
出演者の皆さんが本当にその町に住んでいるかのような自然な感じでとても良かったです
たくさんの人に見て頂きたい作品です
ありがとうございました
圧倒的な香取慎吾の哀愁…
周りを固める俳優陣の凄さ!エンドロールで魅せる微かな希望…
頑張れ!慎吾!生きろ郁男!行きて欲しい!
必ず又観たくなる映画だと思います!!
最初は小さな綻びからどんどん転がり落ちていく男を香取慎吾が体当たりで好演。文字通り傷だらけになりながらの迫真の演技は観ごたえあり。脇を固める役者さん達も素晴らしく、特に吉澤健は味があってすばらしい。
最後に射す微かな光とエンドロール、過酷な出来事の連続で、それでも暖かさを捨てず生きて行く人々。これは祈りだな、、、郁男と残された傷ついた家族の幸せ、そして被災地の復興を祈らずにはいられない。今の日本人すべてに是非観てほしい。
主人公郁男の心に流れる悲しみや自暴自棄さ、それをも包み込むあゆみや石巻の海、世界観が素晴らしい。ただただギャンブルに溺れる男の再生ではなく、そのには見えない愛がある。これは破壊から見える愛と再生の物語だ。
主演の香取慎吾、本当に良かったです。男泣きにつられました。脇を固める役者さん達も良かったです。劇場全体がふるえて泣いてるのを感じました。エンドロールまでしっかり観て欲しい。傑作だと思います。
とにかく香取慎吾が凄かった。キャッチコピー通りどうしようもないろくでなしだけどどこか憎めない庇護欲を掻き立てられる男を体現していた。この役に香取慎吾をキャスティングした白石監督に拍手。脇もそれぞれよかったがなんといっても吉澤健がいい。とことん堕ちていくストーリーだが最後に微かな光が見えて慎吾くん良かったねと思ってしまった。犯人探しの作品ではないし何故殺したのかは観た人それぞれに委ねられている。エンドロールも秀逸!
再度観に行こうと思う。
郁男という人物に自分を重ねながら見てました。
上手くいかない時、何かに依存してやめられない気持ちはわかります。度重なる不幸な出来事に自暴自棄になりながら、郁男なりに許せない出来事に暴力で争う。そこは自分にはない部分ですが… ただ郁男の周りに同じく深い傷を負った人達がいて、とても優しい。セリフで心情を伝えるより、表情で画面に訴える場面が多く、香取さんはじめ演者の皆さんの表現力が素晴らかったです。それを引き出す白石監督に脱帽です。
最後のエンドロールでハッとさせられ、白石監督のセンスにますます惚れ込みました。
女性はもちろんですが、男性に特に見てもらいたい作品です。
人の優しさ強さ本当の愛を
描いてる作品だと思います
吉澤健さん演じる祖父の勝美さん
最愛の奥さんを奪った
海にさえ優しく
全ての行動に愛を感じました
郁男はクソ野郎だけど
嫌いになれない
突き放せないそれは
人を心から愛せる人だから
凪待ち は
人の優しさ
そばにいてくれる人達の
温かさを感じどんな状況でも
手を差し伸べてくれる人がいる
1人じゃないって思わせてくれる
何度も何度も絶望的になるけど
人間は強い
立ち直れるって
明日はまたいつもと同じ様に
やって来て
日常は始まって動いていくんだなと
白石和彌監督はじめ
出演者スタッフの皆様
本当に本当に
素晴らしかったです
1人でも多くの人に
凪待ちを観て頂きたいです
香取慎吾主演だから女性ばかりと思いきや、いやいや中年男性お一人やご夫婦が多い。舞台は被災地石巻市。犯人探しの話ではなく主人公のダメっぷりをこれでもかと見せられた。脇を固める俳優陣が素晴らしい。一人一人に背景がある。最後微かな光が見えてホッとした後のエンドロールで嗚咽を我慢。席を立つ方はいなかった。是非観てください。
物語にグイグイ引き込まれ、知らない世界のはずなのに 郁男と自分が同化して大号泣でした。郁男はホントにクズで 自分でも何とかしたいと思ってる。でも出来ない…そして大切にしているものを失ってタガが外れる。これって誰にでも当てはまると思う。この映画は俳優さん達 みんないい!目の表情を観にいくだけでも価値がある。ぜひ自分の目で確かめて欲しい。エンドロールも最後まで観て欲しい。大事なメッセージがあるから。香取慎吾の代表作になると思う。傑作です。
途中、もぅダメかも‥みたいにぐちゃぐちゃな感情に潰れそうにって悲しくなりますが、人間って勇気と希望を持つことで上を向けるのだ‥と確信することができる、希望と再生の映画です
さらに、サイドストーリーとして着々と復興を頑張っている石巻の町の風景や人々の姿を見ることができます。
1人でも多くの人に観ていただきたい今年1番の映画といっても過言ではないと思います。
エンドロールまでサイドストーリーがあります。最後までしっかり鑑賞を楽しんでね!!
一言で言うと素晴らしかった。終始自分の感情を揺さぶり続けられる作品。人間が本来持っている欲望。欲望は生まれ持ったものなのか生きてきた過程により作られるのか。欲望は時に人を何度もダメにする。ドン底に落ちた人間は二度と再生は出来ないのか?いやどんなにろくでなしでどんなにボロボロになっても人は人によって立ち直れるかもしれない。そんな希望を持たせてくれる震災を経験した石巻を舞台に香取慎吾主演で繰り広げられるヒューマンストーリー。周りの俳優陣はとても素晴らしいが主演香取慎吾は特に素晴らしかった。主人公郁男になりきり郁男以上に感情を演じ切っていた。見終わった後でも余韻がずっと続く作品。絶対沢山の人に観て欲しい。私の一生ものの作品になるだろう。
逃げて、落ち続けるろくでなし男を見続ける苦しい時間続く作品。
ただ、根の優しさ、どこか品を感じ、郁男を嫌いになれず心の中で何度も「頑張れっ!!!!」
と応援している自分がいる。
人の限りない優しさにも触れられる。
石巻の今の風景も自然に重ねられていて、着実に再生しているのだなと実感。
リアルな登場人物たちにドキュメンタリーのように感じ、皆の幸せを願わずにいられませんでした。
何度も見たくなる素敵な作品でした。
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ギャンブルシーンは見ていてドキドで、お願いもう止めてと心で叫び、乱闘シーンでは心臓がバコバコして、あまりにも不器用な主人公だけど、回りの人の温かさで再生に向かう姿に、感動したました。
石巻の復興と傷痕、最後の海底シーンは心に響く。
出演者すべてが素晴らしい。
また見に行こううと思ったわ。