P.N.「里山好き」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2018-10-26
ちょっと懐かしいような訛りのある言葉。おばあちゃん子だった私には、たまらない。
伝わってくるのは、一番身近で、だからこそ切り取りにくい、日々の暮らしだった。
まさか、ソフトボールの部活動で、もらい泣きするなんて思わなかった。
今、生まれたばかりの子供たちは、22世紀まで生きるだろう。
残したい暮らしは、こんな水辺の里山に囲まれて、自然に治癒力を授かるような、有り難い毎日。
目に焼き付けた。
ほたるのかわのまもりびと
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ちょっと懐かしいような訛りのある言葉。おばあちゃん子だった私には、たまらない。
伝わってくるのは、一番身近で、だからこそ切り取りにくい、日々の暮らしだった。
まさか、ソフトボールの部活動で、もらい泣きするなんて思わなかった。
今、生まれたばかりの子供たちは、22世紀まで生きるだろう。
残したい暮らしは、こんな水辺の里山に囲まれて、自然に治癒力を授かるような、有り難い毎日。
目に焼き付けた。
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
ほたるが舞う小川、という一文をみて惹かれた。
夏の初め、奇しくも各地で大水害の起きる前に観た。ダムが被害を大きくしたケースが散見された。また本来あるべきもの、ごくありふれた日常の有り難さは、失ってから気づく、ということが身に沁みた。
この映画の舞台はダムは不要と50年以上建設を食い止めてきた里山。この夏の豪雨にも耐えた。むしろダムが無いことでたすかったらしい。タイトルにあるように、虚空像山の梺でほたるが舞う。ここでたくさんの標本やスケッチを遺したシーボルト博士も200年後の失われなかった奇跡を喜んでいるにちがいない。
なんと言う事か、今日もまた里山の村落を壊しにやってくる制服の集団の顔にはモザイク。彼らにもまた生活はあろうから身分と個人情報の尊重の為とは、涙が出る。誰が何を守るのか。
日本のドキュメンタリー映画は、進化している。