クレアのカメラ 作品情報
くれあのかめら
韓国の映画会社の社員マニ(キム・ミニ)は、女社長ナム(チャン・ミヒ)からの信頼も厚い有能なベテラン社員。だが、カンヌ国際映画祭を訪れていた最中、社長から突然、仕事を辞めて帰国するよう言い渡される。滞在していたアパートも追い出され、予定の帰国日を変更することもできず、1人でカンヌに取り残されるマニ。一方、映画祭に初めてやってきたフランス人音楽教師のクレア(イザベル・ユペール)は、韓国人の映画監督ソ(チョン・ジニョン)と知り合う。意気投合した2人は、製作会社のナム社長と3人で食事をすることに。自分がシャッターを切った相手は別人になるという自説を持ち、不思議なオーラを放つクレアは、その席で2人をカメラに収めると、一足先に店を出る。クレアが去った後、酔い始めたソ監督は、ナム社長に男女の関係を清算したいと切り出す。同じ頃、海岸沿いを散歩していたマニは、食事を終えたクレアと出会い、意気投合。クレアが撮った写真を見せてもったマニは、そこには意外な人物が写っていることを知る。それは、ソ監督とナム社長だった。理不尽な解雇の理由を知ったマニは、クレアを連れて解雇を言い渡されたカフェへ向かう。一部始終を知ったクレアはカメラを取り出すと、マニに向かってシャッターを切る。そして迎えた映画祭最終日。復職したマニは、映画祭期間中の事務所で備品を手際よく片付けていた……。
「クレアのカメラ」の解説
2016年のカンヌ国際映画祭期間中、韓国の鬼才ホン・サンスが、イザベル・ユペール、キム・ミニを起用して現地で撮影した中編。カンヌ映画祭期間中、突然、社長から解雇された映画会社の社員マニは、カメラが趣味のフランス人女性クレアと出会うが……。「悲夢」のチャン・ミヒ、「江南ブルース」のチョン・ジニョンが共演。
2016年のカンヌ国際映画祭期間中に、韓国のホン・サンス監督が、イザベル・ユペールとキム・ミニを起用して現地で撮影した中篇。カンヌ映画祭期間中に突然社長から解雇を言い渡された映画会社の社員・マニは、カメラが趣味のフランス人女性・クレアと出会う。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2018年7月14日 |
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キャスト |
監督:ホン・サンス
出演:キム・ミニ イザベル・ユペール チャン・ミヒ チョン・ジニョン ユン・ヒソン イ・ワンミン カン・チウ マーク・ペランソン シャヒア・ファーミー |
配給 | クレストインターナショナル |
制作国 | 韓国(2017) |
上映時間 | 69分 |
公式サイト | http://crest-inter.co.jp/sorekara/crea/ |
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-07-25
キム・ミニ主演の一連の恋愛劇のヴァリエーション、愛の形を廻る現実の衝突をフランスを舞台に写し出した…。カメラ片手にミステリアスなフランス人女性クレアを演じるイザベル・ユペール。同一人物の三人三様の女を演じて見せた映画「3人のアンナ」に続く起用、洪サンス監督の映画芸術論、複製芸術の世界観の一端も披露されている見たい何だ!映画作家にとって人生の苦境を乗り超える手立ては只管撮り続ける事で有るかの如く?カンヌ映画祭参加の好機の偶然が想い掛けないミニマルアートへと昇華したって事?