ZEN FOR NOTHING 何でもない禅 作品情報

ぜんふぉーなっしんぐなんでもないぜん

長時間のフライトで疲れたスイス人女優サビーネ・ティモテオを乗せ、長距離バスは走ってゆく。窓の外を流れてゆくのは、神戸付近の海岸にある産業地帯の風景。鈍行列車に乗り換えると、目に入るのは兵庫県の日本海側の寂れた景色に変わっていく。リュックサックを背負い、徒歩で山奥へ。森の中の道はやがて長い石段に続き、終わりまで登るとようやく曹洞宗の禅道場・安泰寺に辿り着く。修行僧からの挨拶の後、サビーネに禅寺での作法が示される。まだ暗い早朝 3時 45分に起床し、禅堂で白い壁を前に座り続ける長い坐禅の日々の始まり。初心者には難しい作法での食事、作務としての掃除、農業、林業、薪割り、建物の修復など、多くの厳しい労働が待っている。寺の修行者のほとんどは世界各地から集まった若者たちで、コミュニケーションには身振り手振りを交えた数カ国語が使われる。冬になると最高 4メートルにも及ぶ雪に埋もれるこの寺では、屋根の雪かきが繰り返し行われる。その間も休む事なく続く坐禅の日々。春になり、托鉢を行うため、列車で大阪に向かう住職のネルケ無方、尼僧の時水、修行僧の慈念、そしてサビーネ。安ホステルでの最後の夜を皆で過ごした後、禅寺でのサビーネの冒険は終わりを迎える。

「ZEN FOR NOTHING 何でもない禅」の解説

兵庫県の山間に位置する曹洞宗の禅道場・安泰寺での修行の様子を追ったドキュメンタリー。来日したスイス人女優サビーネ・ティモテオは、長距離バスや列車を乗り継いで、日本海沿岸部にある安泰寺に到着。座禅と労働を繰り返す厳しい修行が始まるが……。メガホンを取ったのは、「幸福は日々の中に」のヴェルナー・ペンツェルと茂木綾子。

ドイツ人の禅僧ネルケ無方が住職を務める、兵庫県、曹洞宗の禅道場・安泰寺。自給自足と厳しい坐禅修行の場として世界から人が集まるこの寺で、スイス人女優サビーネ・ティモテオが修行する様子と伝説的住職・澤木興道の思想と寺の日々を映すドキュメンタリー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2018年1月2日
キャスト 監督ヴェルナー・ペンツェル 茂木綾子
出演ザビーネ・ティモテオ ネルケ無方
配給 silent voice
制作国 スイス=ドイツ=日本(2016)
上映時間 100分
公式サイト http://silentvoice.or.jp/works/zenfornothing/

(C)werner penzel film production/rectv

予告編動画

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最終更新日:2022-07-26 11:03:22

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