P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-09-30
そして前半は「ガリバー旅行記」の小人の国見たいでも在って妻役のクリステイン・ウイッグ,マット・デイモン等のcomicalタッチが佳くて
だうんさいず
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そして前半は「ガリバー旅行記」の小人の国見たいでも在って妻役のクリステイン・ウイッグ,マット・デイモン等のcomicalタッチが佳くて
アレクサンダー・ペイン監督の家族の再生物語「ファミリー・ツリー」の温かさが本篇にも…。ベトナム女性とマット・デイモンとの愛の営み,関係性のシーンも素晴らしいと感じた次第。〈真の理想郷とは何処か〉を探す,SFヒューマン・ドラマ。一寸諷刺の効いた小人の国よ🌈
予告編を見た時は、なるほど面白そうな内容だとは思ったけれど…。
しかし、クリストフ・ワルツ演じる破天荒な男がいみじくも言い放つ-“奴らは【カルト】だ”と。私も映画を見ている(物語が進行して行く)うちに同感だと思った。
人里離れた極地に住もうが所詮はおなじ地球ではないか。地球そのものがダメになるという発想はなかったのかな(笑)
ジョージ・オーウェルのアニマル・ファーム(動物農場)という小説を思い出し、あの洞窟に入って行った連中はその中で恐怖政治にさいなまれるの違いなかろうと思った次第。
映画『ミクロの決死圏』のようにハラハラドキドキ感がなかったなあ。
それと、かつての友人・知人が13センチの人間になって現れた時に、周りが今までと同じように接する人ばかり登場ってどうよ。性善説過ぎないか? しっかり悪い人間も描いてくれないと絵空事過ぎて困ります。
人間を小さくする、というのがタイトルにもある通りメインだが、これは本筋にはあまり影響しない。ダウンサイズを移民に置き換えてみても話が通じる。貧困や環境破壊がテーマ。登場人物が全体的に素直で好感は持てた。そのぶん、結末は疑問が残った。