P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-06-21
ロードショー公開中の映画「ガラスの城の約束」のユニークな駄目親父のウデイ・ハレルソン一家の物語を味わってから本篇を視ると,何処か頼り無き叔父と甥との関係性が際立って見えて来る。〈マンチェスター我が町〉な主題は,エンドロールにも開かれた窓の様に湊町が浮かんで
まんちぇすたーばいざしー
総合評価4.82点、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
ロードショー公開中の映画「ガラスの城の約束」のユニークな駄目親父のウデイ・ハレルソン一家の物語を味わってから本篇を視ると,何処か頼り無き叔父と甥との関係性が際立って見えて来る。〈マンチェスター我が町〉な主題は,エンドロールにも開かれた窓の様に湊町が浮かんで
そしても一度,今度はテレビの吹き替え放映で視聴。マンチェスター・バイザー・シーの港湾の裏寒き情景も音楽も佳くて,日本なら旅情溢れる演歌の世界に為るのかなあ~🎵
又,息子パトリック役のルーカス・ヘッジスのナイーブさも本編の魅力何だろう…。「熊のプーさん」のプーさんとコブタのキャラ見たいで🐷
心に凍み入る原風景を本編カメラワークは一幅の絵の様に見事にワンシーン,ワンシーン捉えてるんだよ!
久し振りに今度は妻と一緒にスター・チャンネルの放映で視聴しました。マンチェスターの寒空に本編の痺れる様な曇天の湊町に凍えながらも,それでも生きて行く者たちの姿に真から心温められて仕舞ったんだ。ケイシー・アフレックの小さなハスキーvoiceがもう,堪らんぜヨ!
良い意味で、「ぐだぐだ」の映画。普通はマイナス要素になるものが、見事にプラス要素になっている。責任から何かしら逃げるタイプの大人と、結果をあまり考えない性格の子供の、「適当な」交流の物語。甥にはエンディング後に修羅場が来るかもしれないが、それでも甥は変わることはないだろうな、と思う。
月並みなヒューマンドラマに飽きた人にはお薦め。
<フランス組曲>でミシェル-ウイリアムズに取り付かれて本編は彼女観たさで見ました。お目当てのミシェル-ウイリアムズが素っぴんで嫌な妻役で壊れた女を熱演!吃驚しましたがラストで、また一段と魅力的に為っていてさらに吃驚させられました…。邦画の園子温監督や韓国のキム-キドク監督タッチの重さで語る人生ドラマ。ウデイ-アレン監督の<カフェ-ソサエテイ>の幸福な気分が一時に吹き飛んで吹雪舞うマンチェスター-バイ-ザシーの鴎飛ぶ港町に酔いました…。
本当に素晴らしい映画だった! 見終わって尚、感動の余韻が続く。
『ムーンライト』や『ラ・ラ・ランド』も良かったが、個人的にはこの映画を現時点で【今年のナンバーワン!】に挙げたい。正直、こういう作品こそ定員100人ほどのミニシアターではなく、大きなスクリーンを擁する大劇場で見たかったとつくづく思う。昔はそれが当たり前だったが…。
★5つとは言わず、★10個、★20個だっていいぞ。ケーシー・アフレックが絶品!
人間にはどうしても乗り越える事が出来ないものがある。この作品はそのような人間の弱さに焦点を当てた内容になっており、登場人物それぞれが、そういった乗り越えなければならないが、どうしても乗り越える事が出来ない事を認めたうえで、いかに生きて行くのかを上手く表現している
じっくり味わう作品でした。主演のケイシーをはじめ、それぞれの役者の抑えた演技が寒そうな景色とマッチして秀逸!元妻と出会うシーンは胸が締め付けられました。何度も見たいと思える作品でした。
思いやりと寛容の映画でした。
心に残るシーンや、セリフがたくさんあります。
重い内容ですが、ぷっと笑えるところもたくさんあります。
マンチェスターバイザシーの景色もすばらしい。