P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-11-27
この映画は、アトム・エゴヤン監督が、クリストファー・プラマーを主演に起用し、アウシュヴィッツを生き延びた、ボケ老人の復讐を描いた、スリリングなロードムービーだ。
70年前に家族をナチスに殺されたユダヤ人のプラマー。
かつて収容所で一緒だったマーティン・ランドーと出会い、彼らの家族を殺した看守が、北米に潜伏していることを知らされて、復讐を決意する。
認知症による記憶障害に苦しみながらも、衰弱したランドーから託されたメモを頼りに、4人の容疑者から戦犯を捜すのだった。
目覚めるたびに此処はどこ? ポケットの手紙で目的を思い出す90歳の老人を、プラマーが熱演している。
初めてとは思えない、ベンジャミン・オーガストによる脚本が素晴らしい。