彷徨える河 作品情報
さまよえるかわ
アマゾン流域の奥深いジャングルで、シャーマンのカラマカテ(ニルビオ・トーレス)は、侵略者によって滅ぼされた先住民族の村の唯一の生き残りとして、他者と交わることなく孤独に生きていた。ある日、重篤な病に侵されたドイツ人民族学者テオ(ヤン・ベイヴート)が彼を頼ってやってくる。白人を忌み嫌うカラマカテは、一度は治療を拒む。しかし、病を治す唯一の手段となる幻の聖なる植物ヤクルナを求めて、カヌーを漕ぎ出す。数十年後、カラマカテ(アントニオ・ボリバル・サルバドール)は孤独によって記憶や感情を失っていた。そして、ヤクルナを求めるアメリカ人植物学者エヴァン(ブリオン・デイビス)との出会いによって再び旅に出る。過去と現在、二つの時が交錯するなか、カラマカテたちは狂気、幻影、混沌が蔓延するアマゾンの深部を遡上していく。彼らが向かう闇の奥には一体なにがあるのか……。
「彷徨える河」の解説
第88回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたコロンビアの俊英シーロ・ゲーラ監督作。アマゾン奥地で孤独に生きるシャーマンのカラマカテの元に、病に侵されたドイツ人民族学者がやってくる。カラマカテは病を治す幻の植物ヤクルナを求め、旅に出る。出演は、「オーバー・ザ・ブルースカイ」のヤン・ベイヴート、「サベージ・キラー」のブリン・デイビス。第68回カンヌ国際映画祭監督週間アートシネマアワード、第45回ロッテルダム国際映画祭観客賞、第37回サンダンス映画祭アルフレッド・P・スローン長編映画賞ほか受賞多数。
アマゾンに足を踏み入れた二人の実在した白人探検家の手記に触発された、コロンビア映画初となるアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。侵略者によって滅ぼされた先住民族村の唯一の生き残りであるカラマカテのもとに、あるドイツ人民族学者がやってくる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年10月29日 |
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キャスト |
監督:シーロ・ゲーラ
出演:ヤン・ベイヴート ブリオン・デイビス アントニオ・ボリバル・サルバドール ニルビオ・トーレス ヤウエンク・ミゲ |
配給 | トレノバ ディレクターズ・ユニブ |
制作国 | コロンビア=ベネズエラ=アルゼチン(2015) |
上映時間 | 124分 |
公式サイト | http://www.samayoerukawa.com/ |
(C)Ciudad Lunar Producciones
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ユーザーレビュー
総合評価:2.5点★★☆☆☆、2件の投稿があります。
P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2017-06-19
モノクロでも豊かな自然美が壮大で、昔のハリウッド映画の、ノーブルなダイナミックさを感じさせる。主人公像は今までにない感じで個性的。ただ、若き日の主人公の出した結論には疑問が残る。所詮、外部の目でしか鑑賞できていないのかもしれないけど。