台湾新電影(ニューシネマ)時代 作品情報
たいわんにゅーしねまじだい
1980年代、台湾映画を改革し、低迷した状況を変えようとする動きが始まった。そして1989年、ホウ・シャオシェンの監督作「悲情城市」がヴェネチア国際映画祭最高賞にあたる金獅子賞を獲得。台湾映画界に起きた新たな潮流の中で生まれた作品は、世界的にも注目され、映画史にその名を刻んだ。そんな台湾ニューシネマの流れや後世に与えた影響を探る。ホウ・シャオシェン監督や、香港、フランス、アメリカなど世界の映画人、俳優の浅野忠信や是枝裕和監督、黒沢清監督、評論家・佐藤忠男らのインタビューを通し、映画運動の意義などを探る。また、ホウ・シャオシェン監督の「風くいの少年」や「童年往事」、エドワード・ヤン監督の「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」「恐怖分子」、さらには台湾ニューシネマの先駆けであるワン・トン監督の作品等の映像が作中に登場する。
「台湾新電影(ニューシネマ)時代」の解説
1980年代に台湾映画界に新たな潮流をもたらした台湾ニューシネマの誕生30周年を記念し制作されたドキュメンタリー。「悲情城市」のホウ・シャオシェン監督ら各国の映画人や芸術家にインタビュー。後世に与えた影響や、運動の意義などを探る。また、作中にはホウ・シャオシェンやエドワード・ヤン、台湾ニューウェーブの先駆けであるワン・トンの監督作が登場する。劇場公開に先駆け、第10回大阪アジアン映画祭『台湾:電影ルネッサンス2015〈小特集:エドワード・ヤンとその仲間たち〉』にて上映された(映画祭タイトル「光と陰の物語:台湾新電影」)。
ホウ・シャオシェンらに代表される、1980年代の台湾映画界に新たな潮流をもたらした台湾ニューシネマを題材にしたドキュメンタリー。是枝裕和や黒沢清など日本もふくむ各国の映画人や芸術家にインタビューし、与えた影響やその意義などを探る。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年4月30日 |
---|---|
キャスト |
監督:シエ・チエリン
出演:ホウ・シャオシェン ツァイ・ミンリャン ジャ・ジャンク― 是枝裕和 黒沢清 アピチャッポン・ウィーラセタクン ワン・ビン ティエン・チュアンチュアン トニー・レイン |
配給 | オリオフィルムズ |
制作国 | 台湾(2014) |
上映時間 | 109分 |
予告編動画
※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「台湾新電影(ニューシネマ)時代」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。