だれかの木琴 作品情報
だれかのもっきん
“親海小夜子様。本日はご来店、ありがとうございました。”郊外の一軒家に引っ越してきたばかりの小夜子(常盤貴子)は、初めて訪れた美容室MINTの美容師、山田海斗(池松壮亮)からのメールを受け取る。“今後ともよろしくお願いします”と返信する小夜子だったが、店では“営業メールにレス?珍しいな”と驚かれていた。専業主婦の小夜子は、警備機器会社に勤める夫の光太郎(勝村政信)と、中学生の娘かんな(木村美言)と3人暮らし。仕事熱心で優しい夫と素直な娘に囲まれた家庭に、何の不満もなかった。特に趣味もなく、友だちに会うこともない小夜子は、毎朝2人を送り出した後は、黙々と家事をこなす日々。ところが翌日、海斗は小夜子からのメールに困惑する。新しいベッドが届いたと写真を送って来たのだ。“誘ってんだよ”と眉をひそめる海斗の恋人・唯(佐津川愛美)。だが海斗は何となく、そんな単純なものではないと感じていた。返信しないまま2週間が過ぎた頃、短大のクラス会があるからもう少し髪を切りたいと小夜子が店にやってくる。翌日、ヘアスタイルをほめられたと報告するメールが届く。店長(日比大介)からは、そういう客は大切にしろと言われるが、海斗の胸のもやもやは広がってゆくばかり。やがて、返信が待ちきれなくなった小夜子は、店での会話を手掛かりに、海斗のアパートを探し当てる。その夜、海斗が帰宅すると、玄関に袋に入った苺のパックがぶら下がっていた。“たくさん買いすぎたのでどうぞ”という小夜子のメモと共に。自分の口の軽さに激しく後悔する海斗。数日後、小夜子はふと“火曜日は休みです”という海斗の言葉を思い出し、引き寄せられるようにアパートを訪れる。ドアの前で一瞬躊躇してから、呼び鈴を押す。近くまで来たという小夜子を招き入れる海斗。“そんなつもりじゃないんです”と慌てながらも、小夜子は吸い込まれるように部屋へ足を踏み入れる……。
「だれかの木琴」の解説
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の東陽一が、直木賞作家・井上荒野の小説を映画化したサスペンス。平凡な専業主婦、親海小夜子は、初めて訪れた美容室の美容師・山田海斗に心を奪われ、やがて彼に執着するようになった小夜子の行動は常軌を逸してゆく。主人公の主婦を演じるのは「野のなななのか」の常盤貴子。彼女が執着する美容師には、「セトウツミ」の池松壮亮が扮している。
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の東陽一が、井上荒野の小説を映画化したサスペンス。平凡な専業主婦・小夜子は初めて訪れた美容室の美容師・山田海斗からの営業メールに返信したことで生活が一変。やがて彼に執着するようになった小夜子の行動は常軌を逸していく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年9月10日 |
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キャスト |
監督:東陽一
原作:井上荒野 出演:常盤貴子 池松壮亮 佐津川愛美 勝村政信 山田真歩 岸井ゆきの 木村美言 小市慢太郎 細山田隆人 河井青葉 螢雪次朗 |
配給 | キノフィルムズ |
制作国 | 日本(2016) |
上映時間 | 112分 |
(C)2016 年「だれかの木琴」製作委員会
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