牡蠣工場 作品情報
かきこうば
瀬戸内海に面した岡山県の牛窓。現在は瀬戸内市の一部になっているものの、“日本のエーゲ海”とも呼ばれ、万葉集では柿本人麻呂によって歌にも詠まれるほど古くから知られた町だ。岡山は広島に次ぐ日本有数の牡蠣の産地であり、養殖された牡蠣の殻を取り除く“むき子”の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、今では6軒に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から中国人労働者を受け入れ始めたところもある。東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県南三陸町から移住してきた渡邊さんは、ここで工場を継ぐことになった。そして、2人の労働者を初めて中国から迎えることを決めたものの、中国人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場では、早くも途中で中国に帰る脱落者が現れた。果たして、牛窓の牡蠣工場の運命は……?
「牡蠣工場」の解説
「選挙」などで知られるドキュメンタリー作家、想田和弘の“観察映画”第6弾。瀬戸内海に面した町・岡山県の牛窓にある牡蠣工場で働く人々の姿を通して、グローバル化、少子高齢化、過疎化など、様々な社会問題を浮き彫りにする。2015年8月にスイスで開催された第86回ロカルノ国際映画祭に正式招待された。
想田和弘監督が岡山県牛窓の牡蠣工場で働く人々を記録した観察映画第6弾。グローバル化や過疎化の影響で、現在6軒となった牡蠣工場。大震災後に南三陸町から移住してきた男性や、中国からの労働者を雇う工場など、さまざまな状況を映し出す。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年2月20日 |
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キャスト | 監督:想田和弘 |
配給 | 東風 gnome |
制作国 | 日本 アメリカ(2015) |
上映時間 | 145分 |
公式サイト | http://www.kaki-kouba.com/ |
(C)Laboratory X, Inc.
予告編動画
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