黒衣の刺客 作品情報

こくいのしきゃく

9世紀、唐代の中国。13年前に誘拐された後、刺客として育てられた隠娘(スー・チー)が両親の元へ帰ってくる。その任務は、かつての許婚者であり、今は地方財政を牛耳る暴君となった田委安(チャン・チェン)を倒すことだった。だが任務中、窮地に追い込まれた彼女は、運良く日本人青年(妻夫木聡)に助けられる。その青年は、遣唐使船が難破して旅の途中にあるというのだが……。

「黒衣の刺客」の解説

「悲情城市」のホウ・シャオシェン監督が手掛けた初の武侠映画。出演は「西遊記 はじまりのはじまり」のスー・チー、「グランド・マスター」のチャン・チェン、「バンクーバーの朝日」の妻夫木聡。日本公開版には、「許されざる者」(13)の忽那汐里の出演シーンも含まれる。2015年のカンヌ国際映画祭監督賞受賞作。

ホウ・シャオシェンがカンヌ国際映画祭監督賞に輝いた武侠時代劇。女道士のもとに預けられ、完全な暗殺者として育て上げらたインニャン。彼女は幼い頃に決められた許嫁ティエン・ジィアンの命を狙うため、13年ぶりに両親のもとへ戻ってくる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2015年9月12日
キャスト 監督ホウ・シャオシェン
原作ハイ・ケイ
出演スー・チー チャン・チェン 妻夫木聡 忽那汐里 シュー・ファンイー
配給 松竹メディア事業部
制作国 台湾 中国 香港 フランス(2015)
上映時間 108分

(C)2015光點影業股份有限公司 銀都機構有限公司 中影國際股份有限公司

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ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「山の中の女」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-05-21

兎に角美しかった。監督が、細部に拘っていることが良く分かる場面として、妻夫木聡の回想シーンで、新妻を抱きしめているが、人差し指だか中指だかで、そっと動かすところが、何気ないが、そういう演技指導があったのだろうと思った。その次に目を一度パチクリする。それもホウ監督の演技指導なんだと思うと、ホンッとうに細部に渡っているのだなあと思った。ホウ監督は、世界の頂点に立つ巨匠だけれど、写真を見ると、その辺にいるおじいちゃんだ。(失礼!)凄い人と同じ時代に存在している幸せ!

最終更新日:2022-07-26 11:03:25

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