あん 作品情報
あん
縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)のもとに、ある日、求人募集の張り紙を見た徳江(樹木希林)がやってくる。彼女の勢いにのまれどら焼きの粒あん作りを任せたところ、あんの味が評判となりあっという間に店は大繁盛。失敗作のどら焼きをもらいにくる女子中学生・ワカナもだんだんと徳江に馴染んでいく。しかしかつて徳江がハンセン病患者だったことが広まり、客が一気に離れていった。この状況に徳江は店を去り、千太郎やワカナの前から消えてしまう。それぞれの思いを胸に、二人は徳江を探す……。
「あん」の解説
「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を、「殯の森」では同グランプリを獲得した河瀬直美監督が、作家やパフォーマーとして活躍するドリアン助川が人はなぜ生きるのかという根源的な問いに迫った同名小説を映画化。小さなどら焼き屋で粒あん作りを任された元ハンセン病患者の女性の姿を、四季の情景を織り交ぜながら描く。偏見にさらされ続けても精一杯生きようとする女性を「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した樹木希林が、人生につまずいた雇われ店長を「KANO 1931海の向こうの甲子園」の永瀬正敏が、女性の良き理解者を「黒い雨」の市原悦子が演じる。
ドリアン助川の同名小説を、河瀨直美と樹木希林が初めて組み映画化。刑務所帰りでどら焼き屋の雇われ店長を務める千太郎は、求人募集の張り紙を見て現れた老女・徳江を雇う。彼女が作る粒あんが評判を呼ぶが、やがて彼女を巡り心ない噂が広がり……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2015年5月30日 |
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キャスト |
監督:河瀨直美
原作:ドリアン助川 出演:樹木希林 永瀬正敏 市原悦子 内田伽羅 浅田美代子 水野美紀 太賀 兼松若人 村田優吏愛 高橋咲樹 竹内海羽 |
配給 | エレファントハウス |
制作国 | 日本 フランス ドイツ(2015) |
上映時間 | 113分 |
(C)映画「あん」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4.93点★★★★☆、14件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2021-09-16
NHKBSのPREMIUMカフェで樹木希林が骨董品を目利きと訪ねる番組「温故希林」を見ていたら,漉し餡一筋の職人肌の本篇の姿が蘇って来た