フレンチアルプスで起きたこと 作品情報
ふれんちあるぷすでおきたこと
スウェーデンの4人家族がフランスのスキーリゾートで休暇を過ごしている。楽しい休みのはずだったが、2日目の昼に山腹のレストランのテラスでランチを食べていると、目の前の山が雪崩を起こしている。家族は無事だったが、休暇の残りは極めて気まずいものになっていく…。
「フレンチアルプスで起きたこと」の解説
人間の本能が起こしてしまった行動の残酷な代償を、ブラックユーモアを交えて描く人間ドラマ。前作『プレイ』(11)が世界中で話題となり、東京国際映画祭でも監督賞を受賞したリューベン・オストルンド監督最新作であり、人間観察に長け、特殊な状況下における人間の心理の揺れを丁寧に、そして徹底的に描いていく手腕は冴えを増している。もっとも、『プレイ』では危機下における心理描写が強調されていたのに対し、本作では悲しみや希望といった、より「通常の」感情にも重きが置かれており、映画の普遍性は増している。本作は今年のカンヌ映画祭の「ある視点」部門でプレミア上映され、審査員賞を受賞。第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で「ツーリスト」のタイトルで2014年10月25日に上映。
仏スキーリゾート地にやってきた家族の状況が、ある事件を境に一変する様を描くドラマ。スキー旅行中の一家の目の前で雪崩が発生。幸い大事には至らなかったが、雪崩の瞬間に父トマスが見せた行動に、妻エバや子どもたちは不信感や反感を募らせる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2015年7月4日 |
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キャスト |
監督:リューベン・オストルンド
出演:ヨハネス・バー・クンケ リサ・ロブン・コングスリ クララ・ヴェッテルグレン ヴィンセント・ヴェッテルグレン クリストファー・ヒヴュー ファン二・メテーリウス |
配給 | マジックアワー |
制作国 | スウェーデン デンマーク フランス ノルウェー(2014) |
上映時間 | 118分 |
(C)Fredrik Wenzel
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-07-15
冒頭で観光客を襲う雪崩と言う自然災害の危機が去り,実際に去来するのは,そのバカンスに押し寄せる夫婦間の内心の懐疑。一つ一つの平凡な日常のエピソードが友人のアベックの眼差しを通しても立体的に浮き彫りに為るんだ。男女の役割の既成概念を打ち壊す斬新な映像の醍醐味