しあわせのカラス 作品情報
しあわせのからす
10歳の少年ジョジョは警備員の父親と暮らすが、毎日ほとんどひとりぼっちだ。カントリーシンガーの母親はアメリカをツアー中でずっと家にいない。父は母について語らず、酒を飲み、ときに乱暴に振る舞う。どうして母は戻ってこないのか。どうして父は荒れているのか。ジョジョはひとりで疑問や不安を抱え込むしかなかった。そんな彼がいつものように近所の野原を散歩していると、巣から落ちた小ガラスの赤ちゃんを見つけた。ジャックと名付け、ペットを嫌う父に隠れて家で育てることにした。ジョジョはジャックに愛情を注ぎ、世話をすることに責任感を学び、見失っていた幸せと安らぎを覚える。おなじ頃、通っている水球クラブで出会ったクールな少女とも親しくなっていった。母親の誕生日、ジョジョはパーティをしようとケーキを焼き、部屋の飾り付けをするが、またも父の激しい怒りに触れる。一方、ジャックは無事に成長し、いよいよ空を飛ぼうとしていた。そしてこのか弱い小さな鳥がジョジョに現実と向き合う力をくれるのだった。
「しあわせのカラス」の解説
カラスの雛を拾った少年を巡り、すれ違う親子と少年の成長をユーモアを交え描いたドラマ。監督はバウデワイン・コーレ。出演はリック・レンズ、レーク・ピーターズほか。ベルリン国際映画祭2012 最優秀新人賞受賞、第20回キンダー・フィルム・フェスティバル 国際審査員賞作品。2012年10月20日より開催された第25回東京国際映画祭「みなと上映会 プログラムB」にて上映。別邦題「君がくれた翼」。16ミリからのブローアップ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年10月20日 |
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キャスト |
監督:バウデワイン・コーレ
出演:リック・レンズ レーク・ピーターズ |
制作国 | オランダ(2012) |
上映時間 | 81分 |
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