パンドラの約束 作品情報
ぱんどらのやくそく
発展途上国における生活水準向上を成し遂げるためには、現在の3倍ものエネルギーを必要とする。しかしながら化石燃料は二酸化炭素を排出し地球温暖化に拍車をかけ、さらにエネルギー枯渇の問題も眼前に現れようとしている。クリーンで二酸化炭素を排出しないエネルギー源がなければ、環境危機を招くことが必至である。本作の監督ロバート・ストーンは原子力が化石燃料に代わる唯一のエネルギー源ではないかと、細部にわたり調査を行った。その中で、アメリカにおける環境保護運動の第一人者スチュアート・ブランド、作家リチャード・ローズ、ジャーナリストのグイネス・クレイヴンズ、環境保護派のマーク・ライナース、そして環境活動家マイケル・シェレンバーガーという、原子力賛成論へ転換した者たちに焦点を当てる。本作では原子力エネルギーを完璧なものとしては描いていない。環境保護に向けて、感情面が優先した賛否論ではなく、統計を用いた現実的な姿勢で臨もうとしている。
「パンドラの約束」の解説
ビキニ環礁で行われた核実験を描いた「Radio Bikini」(未)で第60回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされ、2009年に地球環境保全について見つめる「EARTH DAYS」(未)を制作する過程で原子力に対する立場が変わったロバート・ストーン監督が、原子力賛成論へと転換した元・反原発主義者たちにフォーカスを当てるドキュメンタリー。アメリカにおける環境保護運動の第一人者スチュアート・ブランドや、『原子力爆弾の製造』でピューリッツァー賞ノンフィクション部門で受賞した作家のリチャード・ローズらが、なぜ転向したのか克明に映し、二酸化炭素を排出せずにエネルギーを得られる原子力について考察する。サンダンス映画祭2013正式招待作品。
世界的な貧困と気候変動の解決策として、原子力エネルギーを推進する環境保護派たちの訴えを伝えるドキュメント。世界中の人々が現代社会の生活水準の暮らしを送るために必要なエネルギー源とは何かを、合理的、科学的な見地から問いかける。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年4月19日 |
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キャスト |
監督:ロバート・ストーン
出演:スチュアート・ブランド マーク・ライナース マイケル・シェレンバーガー グイネス・クレイヴンズ リチャード・ローズ |
配給 | トラヴィス(提供 フィルムヴォイス) |
制作国 | アメリカ(2013) |
上映時間 | 87分 |
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