罪の手ざわり 作品情報
つみのてざわり
重慶で家族への仕送りを続ける若き父チョウ(ワン・バオキアン)は、妻と子には出稼ぎだと偽って強盗を繰り返していた……。会社の汚職により14年間、利益を吸い上げられてきた山西省の炭鉱夫ダーハイ(チアン・ウー)は、その怒りを抑えることができず……。叶わぬ恋を続け、寄る辺ないまま歳を重ねてきた湖北省の女・シャオユー(チャオ・タオ)は、しつこく迫る客に我慢できず切りつける……。“何か”を手に入れたくて、職を転々とする広東省の若者・シャオホイ(ルオ・ランシャン)は、ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する……。
「罪の手ざわり」の解説
ジャ・ジャンクーにとって『長江哀歌』(06)以来7年ぶりの長編劇映画。山西省、重慶、湖北省、広東省で実際に起こった4つの事件に基づき、急激に変貌する中国社会の中でもがき苦しみながらもひたむきに生きる人々をパワフルかつ美しく描く。その見事な構成が評価され、カンヌ映画祭脚本賞を受賞した。第14回東京フィルメックス特別招待作品。
「長江哀歌」のジャ・ジャンクーによる人間ドラマ。中国で実際に起きた4つの事件を基に、日々をひたむきに生きるごく普通の人々が罪を犯してゆく姿を通して、急速に変貌する中国社会がもたらした貧富の格差が、弱者を暴力に駆り立てる苦境を描く。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年5月31日 |
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キャスト |
監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ チアン・ウー ワン・バオキアン ルオ・ランシャン |
配給 | ビターズ・エンド=オフィス北野 |
制作国 | 中国 日本(2013) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 129分 |
(C)2013 BANDAI VISUAL, BITTERS END, OFFICE KITANO
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