P.N.「真浦塚真也」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-03-29
アメリカの激動の歴史を、終始落ち着いた、落ち着いた表情を崩さないようにしている執事の目線で観せていく作品。
フォスト・ウィテカーの演技が絶品。脚本もよく練られている。
だいとうりょうのしつじのなみだ
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アメリカの激動の歴史を、終始落ち着いた、落ち着いた表情を崩さないようにしている執事の目線で観せていく作品。
フォスト・ウィテカーの演技が絶品。脚本もよく練られている。
アメリカの昔話、とはいっても、たった4~50年前の残酷な現実を突きつけられる。そういえば、ナチスのホロコーストも、まだ百年たっていない。
ファッションのように流行するヘイトスピーチ、行き着く究極の姿は、どうなるだろう。映画は後味のすっきりした物だったが、つい考えさせられた。
「42/世界を変えた男」「ワールドアパート」「遠い夜明け」「背信の日々」が好きな人にはおすすめですね。
激動の時代の渦の真ん中にいて、でも穏やかに時が流れる感じです。
自分の仕事に真摯に向き合う1人の男の人生を、かなり年配の時期まで描いています。
ただちょっとオバマ寄り過ぎるかな。…賛辞というか。
焦点が執事なので、あまり歴史的ことは出てきませんが、守秘義務があるので仕方がないのかも(笑)
初めから、胸が詰まって、涙が止まらなかった!落ち着いた、言葉を押さえた執事の悲しみが、胸に迫り、感動しました!日本で、幸せに育ち、アメリカのうわべの華やかさに隠された真実が、人種差別や偏見の愚かさをしみじみと、訴えています!アカデミーとってほしい作品です!またオバマ大統領にエールを贈ります!