P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-10-17
八人の女性お洒落泥棒の映画〈オーシャンズ8〉を視てるとセレブ感覚や年齢では違いは在っても,実話に基づくソフィア・コッポラ監督作品の本篇の事がちょいと連想されて来た
ぶりんぐりんぐ
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八人の女性お洒落泥棒の映画〈オーシャンズ8〉を視てるとセレブ感覚や年齢では違いは在っても,実話に基づくソフィア・コッポラ監督作品の本篇の事がちょいと連想されて来た
続いてソフィア・コッポラ監督のチョイスしたテレンス・マリック監督作品「地獄の逃避行」も本編同様にノーテンキな若者が知らぬ間に犯罪に手を染めて行く…。POPで犯罪意識が無い処に穽弊が在ったー。マリック監督の主観カメラでヴォイス・オーバーな上記の作品が本編にも大きく影響を与えて要るんだね!
高級住宅街に住む高校生何だから一定の躾やモラルは多少とも、在るんだけど、ハリウッド・セレブへの憧れやブランド物へのフェテシズムと云う名の肥大化する欲望をセーブ出来ずに軽犯罪への歯止めを失って行く…。その危うい感性を本編は捉えて居るんだねー。ソフィア・コッポラ監督の映画〈somewhere〉でも父親のホテル暮らしや携わる映画業界の虚飾が描かれたんだけども。
でも彼女達は相当な智能犯何だ🎵それに憧れのセレブ気分を味わいたいと云う確信犯!だから全然悪気が無い…。一寸借りた位の気分でねー。収穫物をバザーに出したりして、チャリテイ精神の方が優っていたりして。逮捕されて勾留後も、マスコミを手玉に取ってチャッカリ自己PR。何とも強かな現代っ子何だぜ🎵
そして何だか人気TVドラマの〈刑事コロンボ〉シリーズを視ている様な、犯人が次第に襤褸を出して追い詰められて行くハラハラ感が在るんだ…。大きなサングラス何か掛けちゃって、憧れのセレブに嫉妬したりしちゃって、気軽に空き巣を繰り返す知能犯で愉快犯に為って仕舞うお気軽な高校生の怪盗団。可愛くてオシャレなお馬鹿なお嬢ちゃんらとオマケの僕!😎😎😎😎😎
本編の怪盗団の快楽主義とラストの現実主義への転調振りは、ソフィア・コッポラ監督処女作の〈ヴァージン・スーサイズ〉やスィーツを愛した〈マリー・アントワネット〉嬢を連想させたね🎵