おじいちゃんの里帰り 作品情報
おじいちゃんのさとがえり
フセイン・イルマズ(ヴェダット・エリンチン)は1960年代半ばにトルコからドイツに移住し、必死に働き続けてきた。気がつけば50年もの間故郷には帰っておらず、フセインは70代を迎え、イルマズ家は大所帯になっていた。大人になってもいがみ合っている長男ヴェリと次男モハメド、恋人の存在を内緒にしていた大学生の孫娘チャナンは妊娠がわかり、6歳の孫息子チェンク(ラファエル・コスーリス)はトルコ人の父とドイツ人の母を持つために自分がどこの国の人間なのか頭を悩ませているなど、それぞれ様々な思いを抱える家族たち。ある日、フセインは家族皆で故郷の村へ行こうと言い出す。皆反対するも、並々ならぬ彼の熱意を前に折れる。3000キロも離れたトルコの村へ向け、一同は出発する……。
「おじいちゃんの里帰り」の解説
若い頃にドイツへ移住した男性が約50年ぶりの帰郷を言いだしたことから、一家総出でトルコへ向かう様子をユーモラスに描いた家族ドラマ。外国人労働者としてドイツの経済成長を支え続けてきた彼らの足跡が丹念に描かれる。監督はヤセミン・サムデレリ。監督自身トルコ系ドイツ人二世であり、妹のナセリン・サムデレリとともに実体験をもとに脚本を練り上げ、第61回ドイツ・アカデミー賞大賞最優秀脚本賞および銀賞をはじめ数々の賞を獲得。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された「Shahada」(未)のヴェダット・エリンチンらが出演。帰属意識に関し悩む孫を演じたラファエル・コスーリスは、第29回ミュンヘン映画祭最優秀子役賞を受賞。
トルコとドイツを跨いだ大家族をユーモラスに綴り、ドイツで7カ月のロングランヒットしたドラマ。トルコからドイツへ移住したフセイン。ドイツでがむしゃらに働き約半世紀、彼は大家族になった一家を引き連れ、突然故郷の村に里帰りすることに。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年11月30日 |
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キャスト |
監督:ヤセミン・サムデレリ
出演:ヴェダット・エリンチン ラファエル・コスーリス ファーリ・オーゲン・ヤルディム アイリン・テザイル |
配給 | パンドラ |
制作国 | ドイツ(2011) |
上映時間 | 101分 |
(C)2011 - Concorde Film
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