小さいおうち 作品情報
ちいさいおうち
東京郊外にあった少しモダンな三角屋根の家で女中として働いていた当時の思い出を大学ノートに書き記していくタキ(倍賞千恵子)。昭和11年、タキ(黒木華)は上京し、時子(松たか子)と雅樹(片岡孝太郎)の夫婦とその息子が暮らす平井家で働き始める。優しい時子やかわいらしい息子のいるその家での穏やかな暮らしは、一人の青年(吉岡秀隆)の出現により変化する。時子の気持ちが揺れ、恋愛事件の気配が漂う中、タキはある決断をする。タキの死後、このノートを読んだ親類の健史(妻夫木聡)は、遺品の中からタキが封じ込めた秘密に関わる手紙を見つける……。
「小さいおうち」の解説
「男はつらいよ」シリーズや「学校」シリーズなど数々の名作を生み出し、「たそがれ清兵衛」が第76回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた日本の名匠・山田洋次監督が、第143回直木賞を受賞した中島京子の同名小説(文春文庫・刊)を映画化。元女中が昭和初期に奉公していた先の思い出を綴った回顧録から、ある秘密が浮かび上がってくる。脚本は山田洋次監督と、「ひまわりと子犬の7日間」の平松恵美子。久石譲が「東京家族」に続き音楽を手がける。「夢売るふたり」の松たか子、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの吉岡秀隆、「シャニダールの花」の黒木華、「悪人」の妻夫木聡、「男はつらいよ」シリーズの倍賞千恵子らが出演。
直木賞に輝いた中島京子の小説を山田洋次が実写化したドラマ。亡くなった大叔母がノートに綴った自叙伝を読む、大学生の健史。そこには、ある屋敷に女中として働いていた若かりし頃の彼女が目にした、女主人の秘めた恋の事件の顚末が書かれていた。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年1月25日 |
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キャスト |
監督:山田洋次
原作:中島京子 出演:松たか子 黒木華 片岡孝太郎 吉岡秀隆 妻夫木聡 倍賞千恵子 橋爪功 吉行和子 室井滋 中嶋朋子 林家正蔵 ラサール石井 あき竹城 松金よね子 螢雪次朗 市川福太郎 秋山聡 笹野高史 小林稔侍 夏川結衣 木村文乃 米倉斉加年 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2013) |
上映時間 | 136分 |
(C)2014「小さいおうち」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4.4点★★★★☆、15件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-06-22
NHKラジオ深夜便明日への言葉の中で絵本の読み聞かせに関して紹介去れたバージニア・リー・バートンの絵本ちいさいおうち,家そのものが女性を意味するherつまり彼女の物語と表現されて居ると云うー。中島京子原作山田洋次監督の本篇も家と共に在った1人の女性の視座が印象深かった。環境が変わり台風のような自然の脅威や空襲の戦争の恐怖も同時に描き出されて