共喰い 作品情報
ともぐい
昭和63年夏。高校2年生の遠馬(菅田将暉)は父親とその愛人・琴子とともに山口県下関市に暮らしていた。母親の仁子は川を挟んだ向こう側で魚屋を営んでおり、遠馬は時々仁子に魚をさばいてもらいに行っていた。日ごろから父親と琴子の情事を目にしている遠馬は、性交の際に父親が女に暴力をふるうことを忌み嫌っていたが、幼なじみの千種と暴力的なセックスをしてしまい、自分にも父親の血が流れていることに愕然とする。千種とはそのことが原因で関係が悪化してしまう。台風が近づいてきて町中が水浸しになる中、琴子は身重の身でありながら家出する。父親が憤怒しながら琴子を探していると、遠馬と仲直りしようと神社で待ちわびる千種を見つける……。
「共喰い」の解説
第146回芥川賞を受賞した田中慎弥の同名小説を「東京公園」で第64回ロカルノ国際映画祭金豹審査員特別賞を受賞した青山真治監督が映画化。父親の忌むべき性癖が自分にも受け継がれていることに気付いた男子高校生を通し、人間の根底に潜んでいる闇を炙りだす。脚本は「大鹿村騒動記」で第85回キネマ旬報ベスト・テン日本映画脚本賞を阪本順治とともに受賞した荒井晴彦。原作とはまた一味違うラストが用意されている。今にも暴走しそうな男子高校生を「王様とボク」の菅田将暉が演じている。ほか、「GANTZ」の木下美咲、「おだやかな日常」の篠原友希子、「あぜ道のダンディ」の光石研、「いつか読書する日」の田中裕子らが出演。
芥川賞を受賞した田中慎弥の小説を映画化。愛人を殴ってセックスするという父親の異常な性癖を知る、17歳の遠馬。そんな父を蔑む彼だったが、幼なじみの恋人・千種と体を重ねるうちに自分にも父の忌まわしい血が流れていることを自覚してゆく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年9月7日 |
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キャスト |
監督:青山真治
原作:田中慎弥 出演:菅田将暉 木下美咲 篠原友希子 光石研 田中裕子 岸部一徳 淵上泰史 宍倉暁子 |
配給 | ビターズ・エンド |
制作国 | 日本(2013) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 102分 |
(C)田中慎弥/集英社・2012 「共喰い」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。
P.N.「そーよ」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-10-16
面白くはなかったけどずっと印象に残る映画。ちょいと興奮もするしね。光石研の鰻食べるシーンはすごく美味しそうだったし息子には優しい所も良かった!思春期に観ると性癖に影響ありそうだから便利だけどサブスクで簡単に誰でも鑑賞できるのは問題かも。