桜、ふたたびの加奈子 作品情報

さくらふたたびのかなこ

小学校入学を前にした娘・加奈子を不慮の事故で亡くしてしまった容子(広末涼子)と信樹(稲垣吾郎)。思いつめた容子は娘の部屋で自殺を図るが、あわやのところで一命を取り留める。そしてその日から容子は、加奈子がまだ生きているように振る舞うようになる。加奈子のために食事を作り、話しかけ、出かけるその妻の姿に信樹は救い出したいという思いと共に現実を受け入れない事への苛立ちを募らせるのであった。ある日、容子は女子高生の正美(福田麻由子)に出会う。妊娠している彼女はシングルマザーとして出産を決意していた。そんな正美を見て容子はある思いを抱くのであった…。

「桜、ふたたびの加奈子」の解説

数多くのサスペンス小説を生み出してきた作家・新津きよみの『ふたたびの加奈子』(ハルキ・ホラー文庫、ハルキ文庫・刊)を映画化。幼くして事故で亡くなった娘が生まれ変わってくると訴える妻と、そんな妻を支えようとしながらも見守ることしかできない夫の再生への道のりを描く。監督・脚本は「飯と乙女」の栗村実。亡き娘を思うあまり予期せぬ行動に出る妻を「鍵泥棒のメソッド」「おくりびと」の広末涼子が、現実を受け止めない妻を支えたいと願う夫を「十三人の刺客」「笑の大学」の稲垣吾郎が演じる。ほか、「Little DJ~小さな恋の物語」の福田麻由子、テレビドラマ『バッテリー』の高田翔、「行きずりの街」の江波杏子らが出演。

新津きよみの小説『ふたたびの加奈子』を、「飯と乙女」の新鋭・栗村実が実写化。事故で幼い娘を失った容子は、正美という妊娠した女子高生と出会う。彼女と交流するうちに、容子はその身籠った子が娘の生まれ変わりではないかと感じるようになる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年4月6日
キャスト 監督栗村実
原作新津きよみ
出演広末涼子 稲垣吾郎 福田麻由子 高田翔 吉岡麻由子 田中里衣 永井秀樹 岸建太朗 戸田みのり 横溝菜帆 吉満蒼 江波杏子
配給 ショウゲート
制作国 日本(2013)
上映時間 106分

(C)2013「桜、ふたたびの加奈子」製作委員会

ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、3件の投稿があります。

P.N.「チョ子」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2020-07-31

初めから終わりまで身動きとるのも忘れるぐらい、引き込まれた映画でした。
夫役の吾郎さんが少しずつ表現していく父親の心情が、じわじわと胸に迫りました。ラストがちかづくにつれて、苦しんでいたのは妻だけではなかったと、愛娘を失った夫婦の姿に深く考えさせられました。大切な日常に気づかされました。

最終更新日:2024-12-02 15:53:04

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