ヴァンパイア(2011) 作品情報
ばんぱいあ
アルツハイマーを患う母親ヘルガ(アマンダ・プラマー)と二人で暮らしているサイモン・ウィリアムズ(ケヴィン・ゼガーズ)。高校で生物学を教えており、生徒の一人・ミナ(蒼井優)が自殺を考えていると知ると、死んではいけないと諭す真面目な教師だ。しかしひとたび職を離れると、自殺サイトで血を抜き取る協力者を探し、自殺志願者の間では“ブラッドスティーラー”や“ヴァンパイア”と呼ばれていた。集めた血を飲もうとするが吐いてしまったり、他の殺人犯が女性を殺すところを見て大慌てしたりと、気の弱い面もある。ある日、血を抜き取ることを目的に“ラピスラズリ”という女性に近づくが、集団自殺に巻き込まれそうになる。“レディバード”(アデレイド・クレメンス)という女性とかろうじて迷いの森を脱出したサイモンは、道すがら、自分がヴァンパイアだと話す。それからしばらく経って後、再度自殺を願うレディバードから血の提供の申し出を受けるサイモン。同じ頃、教え子のミナも自殺を企てていた。それは、サイモンにとって最も長い一日の始まりだった……。
「ヴァンパイア(2011)」の解説
「リリイ・シュシュのすべて」「スワロウテイル」などで独特の世界観を見せた岩井俊二監督が「花とアリス」以来8年ぶりに手がけた長編劇映画。自殺サイトで知り合った相手の血を抜くヴァンパイアと呼ばれる男が、死を希望する少女とともに過ごすうちに愛に目覚めるラブストーリー。「トランスアメリカ」のケヴィン・ゼガーズ、「Silent Hill: Revelation 3D」(未)のアデレイド・クレメンス、「クジラの島の少女」のケイシャ・キャッスル=ヒューズ、「パルプ・フィクション」のアマンダ・プラマー、「花とアリス」でも岩井監督とタッグを組んだ「洋菓子店コアンドル」の蒼井優らが出演。第34回サンダンス映画祭ワールドシネマ部門正式出品作品。
独自の映像美学で人気を博す岩井俊二監督が、カナダを舞台に全篇英語で撮りあげた最新作。一見すると仕事熱心で真面目な高校教師サイモン。彼は若い女性の血を飲みたい欲求を抑えきれず自殺サイトを介して、少女たちを誘い出そうとするが……。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2012年9月15日 |
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キャスト |
監督:岩井俊二
出演:ケヴィン・ゼガーズ ケイシャ・キャッスル=ヒューズ 蒼井優 アデレイド・クレメンス アマンダ・プラマー クリスティン・クルック レイチェル・リー・クック トレヴァー・モーガン |
配給 | ポニーキャニオン |
制作国 | 日本=カナダ(2011) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 119分 |
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