屋根裏部屋のマリアたち 作品情報
やねうらべやのまりあたち
1962年、パリ。株式仲介人のジャン=ルイ・ジュベール（ファブリス・ルキーニ）は、妻シュザンヌ（サンドリーヌ・キベルラン）が雇ったスペイン人メイドのマリア（ナタリア・ベルベケ）を迎え入れる。彼女は、シュベール家と同じアパルトマンの屋根裏部屋で、同郷出身のメイドたちと暮らしていた。軍事政権が支配する故郷を離れ、異国で懸命に働くスペイン人メイドたちに、次第に共感と親しみを寄せるジャン=ルイは、やがて機知に富んだ美しいマリアに魅かれてゆくのだった。しかし、そんな夫の変化に無頓着なシュザンヌは、彼と顧客の未亡人との浮気を疑い、夫を部屋から追い出してしまう。こうしてその夜から、ジャン=ルイはメイドたちと同じ屋根裏で一人暮らしを始めるが、それは彼に今まで味わったことのない自由を満喫させることになる……。
「屋根裏部屋のマリアたち」の解説
1960年代のパリを舞台に、スペイン人メイドとその雇い主の禁断の恋を、陽性なユーモアと心温まるペーソスで綴るラブストーリー。出演は「しあわせの雨傘」のファブリス・ルキーニ、「プレイヤー」のサンドリーヌ・キベルラン、「悪魔のリズム」のナタリア・ベルベケ、「テトロ 過去を殺した男」のカルメン・マウラ。
フランスで220万人動員のヒットを記録したドラマ。1962年のパリを舞台に、同じアパートの屋根裏部屋に暮らすスペイン人家政婦たちとの交流、そのなかのひとりへの恋心から、それまでの堅苦しい価値観を変える株式仲介人の姿を軽妙に綴る。
公開日・キャスト、その他基本情報
| 公開日 | 2012年7月21日 |
|---|---|
| キャスト |
監督：フィリップ・ル・ゲ
出演：ファブリス・ルキーニ サンドリーヌ・キベルラン ナタリア・ベルベケ カルメン・マウラ |
| 配給 | アルバトロス・フィルム |
| 制作国 | フランス（2010） |
| 上映時間 | 106分 |
(C)Vendome Production – France 2 Cinéma – SND All rights reserved.
ユーザーレビュー
総合評価：5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2018-06-21
ファブリス・ルキーニのおどけた表情が次第に愛らしく思えて来るから実に不思議な作品何だ！スパニッシュ系移民のマリア嬢とのエピソードは本当にワンダフル？ロードショー館や名画座でも鑑賞したけど、もう一度観たくなる映画だよ。他方、同じ名前でも、ミュージカル映画「ウエスト・サイド物語」のマリア演じるナタリー・ウッド嬢はプエルトリコ移民と云う設定だった…。階上のバルコニーの有名な愛の語らいのシーンが本編での狭い屋根裏部屋ともオーバーラップして来たんだねぇ？共に聖母マリアから由来した其の名前が物語を象徴している見たい何だけどー。