1911 作品情報

いちきゅういちいち

清朝末期の中国。ホノルル留学中に近代思想を学んだ孫文(ウィンストン・チャオ)は、衰退する祖国の現状を憂い、革命を志すが、武装蜂起に失敗して日本に亡命。そこで義に厚く実直な黄興(ジャッキー・チェン)や張振武(ジェイシー・チェン)と出会い、同志の絆を結ぶ。1908年に溥儀が宣統帝として即位すると、1911年に張振武らの指導によって武昌で武装蜂起が発生。やがて各地に飛び火し、全土規模の辛亥革命へと発展してゆく。黄興は、米国から帰国した孫文に合流。援軍として奮闘、軍司令官として孫文を支える。しかし、総督府の占拠に失敗すると、大勢の部下を失った上に黄興自身も負傷。悲しみに打ちのめされるが、献身的に彼を看病する女性、徐宗漢(リー・ビンビン)や同志たちの勇気ある行動に励まされ、再び立ち上がるのだった……。一方、滅び行く清朝内部でも虎視眈々と権力の座を狙う軍人の袁世凱や、隆裕皇太后(ジョアン・チェン)がそれぞれの思惑を持って動いていた……。

「1911」の解説

1911年の辛亥革命前後の中国を舞台に、孫文や黄興など革命を巡る人々の生き様を描く。ジャッキー・チェン(「新少林寺/SHAOLIN」)映画出演100作記念として構想10年、総製作費30億円を投じた大作。共演は「孫文-100年先を見た男-」のウィンストン・チャオ、「ドラゴン・キングダム」のリー・ビンビン。

ジャッキー・チェンの映画出演100本達成を記念した歴史超大作。欧米列強に怯む20世紀初頭の中国を生まれ変わらせようと、革命に燃える孫文とその参謀・黄興。彼らがたどる波乱の運命と、揺るぐことのない絆を、壮大なスケールで映し出していく。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2011年11月5日
キャスト 監督ジャッキー・チェン チャン・リー
出演ジャッキー・チェン ジャン・ウー ウィンストン・チャオ スン・チュン ジェイシー・チェン リー・ビンビン ユィ・シャオチュン ジョアン・チェン フー・ゴー
配給 東映
制作国 中国(2011)

ユーザーレビュー

総合評価:2点★★☆☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「ミスチーフジョーンズ」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2011-12-08

主人公の孫文に、「誠心誠意のある人物である」以外の、「人間的魅力」を与えていないため、彼等が苦悩して勝利する姿に殆んど共感が産まれない。ストーリーの中心にいる人物ほどこの傾向が強い。冒頭で死刑になる女性、ラスト近くで夫の死を語る女性、(好感は持てないが)したたかな悪役の袁世凱、元祖スイーツな皇太后など、むしろ脇役の方に見所があった。ただそれらが、「名作」にするほど、生きているかというと疑問。

最終更新日:2022-07-26 11:03:31

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