テンペスト(2010) 作品情報
てんぺすと
娘の婚礼からの帰途にあったナポリ王アロンゾー(デイヴィッド・ストラザーン)は、海上で突然の大嵐に襲われる。王弟セバスチャン(アラン・カミング)、忠実な老顧問官ゴンザーロー(トム・コンティ)、ミラノ大公アントーニオ(クリス・クーパー)らが乗った難破船は、命からがら孤島に流れ着く。しかし、アロンゾーの息子ファーディナンド(リーヴ・カーニー)を見失っていた。この嵐は、この孤島に住むプロスペラ(ヘレン・ミレン)が魔術を使って起こしたものだった。プロスペラは名君だったミラノ大公の妃で、夫の亡き後は女大公として民に愛されていた。しかし12年前、弟アントーニオとアロンゾーらの謀略で、一人娘のミランダ(フェリシティ・ジョーンズ)と共に粗末な船で追放された。プロスペラは孤島で魔術の腕を極め、空気の妖精エアリエル(ベン・ウィショー)を操り、怪物キャリバン(ジャイモン・フンスー)に雑事をさせて暮らしながら、裏切り者たちに復讐を果たそうと目論んでいた。ミランダは、エアリエルの歌声に導かれた王子ファーディナンドと出会う。お互いの美しさに一瞬で恋に落ちる2人だったが、これもプロスペラの計らいだった。アロンゾーたちは、森で王子を探していた。ゴンザーローとアロンゾーは、エアリエルの魔法で深い眠りにつく。アントーニオはセバスチャンに、ナポリ王座への野心をたきつけて、2人を殺すようそそのかす。しかし剣が振り下ろされる寸前、アロンゾーとゴンザーローはエアリエルの声で起こされ、計略は失敗する。プロスペラに不満を抱いていたキャリバンは、王の道化師トリンキュロー(ラッセル・ブランド)と酒蔵係ステファノー(アルフレッド・モリナ)と出会う。2人に飲まされた酒に感動したキャリバンは、2人を主人と仰ぎ、プロスペラを殺してこの島の王になれとけしかける。アロンゾーたちはエアリエルの罠にかかり、12年前の罪を咎める声を聞く。錯乱する一行。プロスペラの復讐の結末は? 若い恋人たちの運命は?
「テンペスト(2010)」の解説
シェイクスピアの同名戯曲を映画化。魔術を操る大公の復讐を描く。監督は「アクロス・ザ・ユニバース」のジュリー・テイモア。出演は、「クイーン」のヘレン・ミレン、「グッドナイト&グッドラック」のデイヴィッド・ストラザーン。アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート、第67回ヴェネチア国際映画祭クロージング作品。
『ライオンキング』などのブロードウェイ・ミュージカルを手掛けた女性演出家ジュリー・テイモアが、シェークスピア最後の作品である悲喜劇を独自の視点で映画化。アカデミー賞衣裳デザイン賞にもノミネートされた、衣裳の数々も見どころだ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年6月11日 |
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キャスト |
監督:ジュリー・テイモア
原作:ウィリアム・シェイクスピア 出演:ヘレン・ミレン ラッセル・ブランド リーヴ・カーニー トム・コンティ クリス・クーパー アラン・カミング ジャイモン・フンスー フェリシティ・ジョーンズ アルフレッド・モリナ デヴィッド・ストラザーン ベン・ウィショー |
配給 | 東北新社 |
制作国 | アメリカ(2010) |
上映時間 | 110分 |
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