ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男 作品情報
ざほーくすはわーどひゅーずをうったおとこ
1971年ニューヨーク。売れない作家クリフォード・アーヴィング(リチャード・ギア)は、新作を出版社に売り込んでは却下される日々を送っていた。ある日、マグロウヒル出版のアンドレア(ホープ・デイヴィス)に、今世紀最大の作品を持ってくると言ってしまい窮地に立たされるアーヴィングだったが、変わり者で隠遁生活を送っている有名な大富豪ハワード・ヒューズのニセ自伝を書くことを思いつく。実際に彼に会ったことのある人間はほとんどおらず、表舞台にも出てこない。早速、ヒューズの筆跡をまねた依頼の手紙を手に、アーヴィングはマグロウヒル社に乗りこみ、筆跡鑑定で本物と出たことで話を進めていく。並行してアーヴィングの親友でリサーチの腕があるディック・サスキンド(アルフレッド・モリナ)と共にヒューズの情報収集に走る。アーヴィングはウソを散りばめた巧みな話術で、マグロウヒル社会長のシェルトン(スタンリー・トゥッチ)らを説得、ついにヒューズの分と合わせて110万ドルの報酬を得ることに成功する。ヒューズ名義の小切手は、アーヴィングの妻エディス(マーシャ・ゲイ・ハーデン)が偽名でスイスに口座を作り換金する。同じ頃、アーヴィングの家に段ボール箱が届く。中身はニクソンらに対してヒューズが渡したワイロなどの記述だった。だが、ヒューズの顧問弁護士から抗議があったことで、アーヴィングのウソは少しずつほころびを見せていく。一方、ヒューズの自伝の話はホワイトハウスにも届いていた。資金提供などの情報が漏れることを恐れたニクソン陣営は、民主党本部が本を手にしているかを偵察させる。これが後の“ウォーターゲート事件”である。そんな中、アーヴィングはエディスから家を出ていくと告げられ、別れたはずの愛人ニーナ・ヴァン・パラント(ジュリー・デルピー)との復縁について聞かれた彼は、妻を繋ぎとめるためここでもウソをつく。ウソにまみれた彼の精神は異常を示し始め、アーヴィングは自分がハワード・ヒューズそのものであるかのような錯覚に陥っていく……。
「ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男」の解説
伝説の大富豪ハワード・ヒューズの偽りの伝記を執筆した作家による実際に起きた詐欺事件を基に「HACHI 約束の犬」のラッセ・ハルストレム監督が映画化。出演は「アメリア 永遠の翼」のリチャード・ギア、「魔法使いの弟子」のアルフレッド・モリナ、「ローラーガールズ・ダイアリー」のマーシャ・ゲイ・ハーデン、「脳内ニューヨーク」のホープ・デイヴィス、「パリ、恋人たちの2日間」のジュリー・デルピー。
隠遁生活を送り、人前には姿を現そうとしなかった大富豪ハワード・ヒューズ。その偽自伝の出版を思いついた売れない作家が、騒動を巻き起こした末に転落していく。71年のアメリカで実際に起きた事件を映画化した、実録ドラマ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年4月30日 |
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キャスト |
監督:ラッセ・ハルストレム
原作:クリフォード・アーヴィング 出演:リチャード・ギア アルフレッド・モリナ マーシャ・ゲイ・ハーデン ホープ・デイヴィス ジュリー・デルピー スタンリー・トゥッチ |
配給 | ファインフィルムズ |
制作国 | アメリカ(2006) |
上映時間 | 116分 |
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