これでいいのだ!!映画・赤塚不二夫 作品情報
これでいいのだえいがあかつかふじお
1967年(昭和42年)小学館の入社式。その重厚な雰囲気に全く合わない人物が、ホールへと近づいてくる。「お待たせざんす。ミーはたった今、花のおフランスから帰ってきたざんす」紫のスーツに出っ歯の“イヤミ”に扮して登場したのは、小学館「少年サンデー」の看板作家・赤塚不二夫(浅野忠信)だった。「ミーがチミたちに言いたいことはたったひとつ。それはバカになることざんす」そして、社員全員で“シェー”のポーズ。その中でひとりだけ呆然と立ち尽くす新入社員の武田初美(堀北真希)がいた。その姿が赤塚の目に留まり、初美の手足を掴んで無理やり“シェー”のポーズをさせようとする。「やめてくださいっ」初美は、赤塚の顔面に思いっきりパンチを炸裂させる……。この衝撃的な出会いが、やがて日本の運命を変えていく。超バカ天才漫画家・赤塚不二夫とド真面目新人編集者・武田初美との戦いの火蓋が切って落とされた……。
「これでいいのだ!!映画・赤塚不二夫」の解説
ギャグ漫画の王様・赤塚不二夫との35年間にわたる交流を描いた担当編集者の著書『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』を、本作が監督デビューとなる佐藤英明が映画化。出演は「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の浅野忠信、「白夜行」の堀北真希、「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」の阿部力、「東京島」の木村多江、「なくもんか」のいしだあゆみ、「最後野忠臣蔵」の佐藤浩市。
『天才バカボン』『おそ松くん』などで知られる天才ギャグ漫画家、故赤塚不二夫。 “笑い”を生み出すことに情熱のすべてを注いだ彼の破天荒な生きざまを、女性編集者との交流を軸にして見つめていく。浅野忠信が赤塚不二夫を快演。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年4月30日 |
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キャスト |
監督:佐藤英明
原作:武居俊樹 出演:浅野忠信 堀北真希 阿部力 木村多江 いしだあゆみ 佐藤浩市 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(2010) |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.67点★★★☆☆、4件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-10-09
この映画を観るたびに、素晴らしいと思う。これは共感できるところがいっぱいあったからだ。過去を振り返れば、私は30代の頃からジョークなしには生きられないというような人生を送っている。様々なストレスから身を守るためにはどこかで心を遊ばせることが必要だったのだ。またどんなことでも決して完璧を求めず、これでいいのだと思うことだ。失敗も中途半端もすべて認めることだ。さらに人生は深く考えないことだ。深く考えると行き詰まるからだ。そんな生き方をしていたら、まったくのストレスフリーになってしまった。この映画は赤塚不二夫さんという天才を通して生き抜くための秘訣を教えてくれるのだ。人生は訳のわからないことばかりだ。決して楽ではない。苦しみの連続と言っていいだろう。それならば人生の知恵を身につけて、たった一度の人生を逞しく生き抜くほうがいいと思う。最近、芸能界でも自殺とかのニュースが目立つが、やはり生きることを楽しだほうがいい。これは一見の価値がある作品だ。