ドクター・フィールグッド オイル・シティ・コンフィデンシャル 作品情報
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1970年代初頭、イギリスのロック・シーンを牽引し、後のパンク・ロック・ムーブメントの火付け役となった“ドクター・フィールグッド”。暴力とアルコールに覆われた石油の町キャンベイ・アイランド=オイル・シティから現れたドクター・フィールグッドは、当時全盛のシンセサイザーを多用したソフトなロックとは全く異なる存在だった。ギタリスト、ウィルコ・ジョンソンのピックを使わない鋭いカッティングや狂気を伴った視線、マシンガン・ギターと形容されるステージ・パフォーマンス。白いスーツにくわえタバコのリー・ブリローのワイルドな歌声。2つの強烈な個性がぶつかり合い、贅肉を削ぎ落とした本当のロックが生まれた。安物のスーツに身を包んだ4人組のバンドが、いかに爆発的な勢いでイギリスのロック・シーンを変えたのか。結成からその後の歩みを、当時のイギリスの文化、社会情勢と併せて描く。本作では主に1971年のバンド結成からウィルコ・ジョンソン脱退の77年まで、全盛期の姿を時系列で辿る。当時、ミュージックビデオが存在しなかったので、バンドのライブ映像やプロモーションビデオの類はほとんど残っていないが、貴重なスナップ写真や8ミリフィルム、当時のニュースリール、イギリス映画の一コマなどをふんだんに盛り込み、見る者を楽しませる。だが、最も興味深いのはウィルコ・ジョンソンの波乱万丈な人生。ギターとの出会いから結婚、英文学を専攻した大学時代、ヒッピーとしてユーラシア大陸を横断し、ヒマラヤやインドにまで達した大冒険旅行。帰国後、中学校の英語教師として働いていた時代の抱腹絶倒のエピソード。その他、これまであまり知られることのなかった数々の事実も明かされる。
「ドクター・フィールグッド オイル・シティ・コンフィデンシャル」の解説
「グラストンベリー」や「セックス・ピストルズ 勝手にやったぜ!」などの音楽ドキュメンタリーで知られるジュリアン・テンプルが、70年代英国のロック・シーンに多大な影響を与えたバンド“ドクター・フィールグッド”の足跡を辿る。貴重な写真や8ミリなどを織り込みながら、これまで知られなかったエピソードも明かされる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年4月9日 |
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キャスト |
監督:ジュリアン・テンプル
出演:ウィルコ・ジョンソン リー・ブリロー ジョン・B・スパークス ジョン・マーティン |
配給 | フェイス・トゥ・フェイス |
制作国 | イギリス(2009) |
上映時間 | 106分 |
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