P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-01
アメリカ映画オーバー・ゼ・ヒルの翻案とも云われる本篇は代表作の名篇東京物語同様に家族騒動を凝視した小津安二郎調がー
れいるうぇいずよんじゅうきゅうさいででんしゃのうんてんしになったおとこのものがたり
総合評価4.71点、「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
アメリカ映画オーバー・ゼ・ヒルの翻案とも云われる本篇は代表作の名篇東京物語同様に家族騒動を凝視した小津安二郎調がー
大都会の東京と自然が美しい島根の対比の中で、家庭を犠牲にしていた仕事人間が、一人田舎に残していた母が倒れた事で、娘の言動から色々教えられ、自分のやりたかった電車の運転手が実現しイキイキと表現され。映画の最後に中井が言う終点まで乗って行ってくれよなぁのセリフに泣け。エンディングで流れるユーミンの歌詞は、夫婦のきずなをうまく表現されていてまた涙がキラリ・・・
鉄道マニア、監督ファン、出演者のファンなら必見です。
臨場感があり、尚且つ優しさと温かみのある家族愛に心が癒されました。(*^_^*)
みんな素直。
相手の話を聞くときに、体を向け、心も向けていく。日常生活で、ささいなことかもしれないけれど、大事なんだなと改めて感じた。
中井貴一演じる父親の変化。元来の自分に戻れたのは、親の一途な愛。子供は、いくつになっても、子供なのだなと感じた。
大会社のエリートが、実家の田舎の電車の運転士になる訳だか、トントン拍子に運転士になれちゃう辺りに現実味がない。会社の専務しか反対する人もいないし。同期の生き方、考えに影響を受けたなら、その下りの主人公の葛藤などをもっと描いて欲しかった。夢を追う事は素晴らしいが、現実味に欠ける。
観終えて気持ち良い映画でした。
私は鉄道マンだから用語も実際に使われているし、やる事すべて同じだからあまりに違和感が無い。それだけマニアックな作品?だけど本当に気持ち良い映画でした。
自分の今と重ね合わせて観てしまいましたが、観終わってとても清々しく感じました。いくつになっても夢は捨てちゃいけないんだ、夢を追いかけていいんだと改めて思いました。考え直してしまいます。
高島礼子も素敵でしたし、本仮屋ユイカもすごくかわいいでした。あんな素敵な家族がいて、好きな仕事が出来たらもう最高ですね。