チャンドマニ モンゴル ホーミーの源流へ 作品情報
ちゃんどまにもんごるほーみーのげんりゅうへ
モンゴルの首都ウランバートルから、西へ約1500km離れたホブド県にあるチャンドマニ村は、ホーミーの発祥地として知られている。その村に住むホーミーの名人ダワージャブは、お金にならない昔ながらの遊牧生活を送っている。彼の息子ザヤーは、仕事を求めてウランバートルに出ていた。しかし不器用な性格が災いして、なかなかいい仕事に就くことができない。アパートの屋上で空を眺めながらホーミーを唱うことが、ザヤーの唯一の慰めだった。ある日、幼なじみの友人がウランバートルの北で遊牧をしていることを知ったザヤーは、その友人を訪ねていく。ザヤーは友人とホーミーを唱い、語り合い、遊牧の仕事を手伝う。自分が遊牧民であることを再認識したザヤーは、故郷チャンドマニに帰る決心をする。ウランバートルにある民族芸能の劇場の人気スターであるダワースレンは、美しい妻と幼い子供と暮らし、何不自由ない生活を送っていた。正月を控えたある日、劇場の楽屋でホーミーの発祥地の話題を聞いたダワースレンは、チャンドマニ村に行きたい衝動にかられる。しかし正月で飛行機は満席のため、仕方なくザハ(市場)から出発する長距離バスに乗る。そのバスには、ザヤーも乗っていた。2人は、お互いがホーミーの唱い手であることは知らない。すし詰めの狭い車内に慣れないダワースレンだったが、人々と触れ合い、唄を歌い、大自然を目の当たりにするにつれ、自分にも流れている遊牧民の血に気づく。バスはホブト市に着く。ザヤーはチャンドマニ村に向かい、ダワースレンは村を越えてさらに西を目指す。
「チャンドマニ モンゴル ホーミーの源流へ」の解説
モンゴルの首都ウランバートルから、ホーミーの発祥地として知られるチャンドマニ村を目指す2人の若者の旅を追うドキュメンタリードラマ。遊牧民の息子と都会の劇場の人気スターがホーミーを通じて自分自身と向き合っていく過程を、心に響く伝統音楽に乗せて描き出す。監督は、本作が長編劇映画デビューとなる亀井岳。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年3月20日 |
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キャスト |
監督:亀井岳
出演:ダワースレン ザヤー ダワージャブ センゲドルジ ドゥゲル ザクド ラミヤ |
配給 | FLYING IMAGE |
制作国 | 日本 モンゴル(2009) |
上映時間 | 96分 |
公式サイト | http://www.chandmani.com/ |
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