人間失格(2009) 作品情報
にんげんしっかく
津軽では有名な資産家で貴族院議員の息子・大庭葉蔵は、作り笑いを練習し、体育の授業でわざと失敗して笑いを取るような少年だった。しかし、クラスメイトの竹一に、その計算を見抜かれる。竹一に取り入った葉蔵は彼から、将来女にもて、偉い絵描きになると予言される。高等学校に行くため上京した葉蔵(生田斗真)は、画塾で6歳年上の堀木(伊勢谷友介)と出会う。遊び人の堀木は葉蔵を、律子(大楠道代)が営むバー青い花に連れていく。泥酔した詩人の中原中也(森田剛)に絡まれ閉口していた葉蔵だったが、次第に彼も酒に溺れていく。葉蔵は竹一の予言通り、飲み屋の芸者たち、下宿先の娘・礼子(坂井真紀)、カフェの女給・常子(寺島しのぶ)など、女に不自由することはなかった。そして常子に自分と同じ寂しさを感じた葉蔵は、一緒に鎌倉の海で心中を図る。しかし、死んだのは常子だけだった。事件の後、さらに寂しさを募らせていた葉蔵は、偶然出会った中原と一緒に鎌倉に向かう。葉蔵は、子持ちの記者・静子(小池栄子)と出会い、彼女のアパートで暮らすようになる。しかし葉蔵はそのアパートを出て、青い花の2階で寝泊まりするようになる。そして向かいのタバコ屋の娘・良子に惹かれ、結婚する。良子との生活は穏やかで、葉蔵は次第に人間らしさを取り戻す。しかし、久しぶりに堀木と再会した日、葉蔵は思いがけない光景を目にする。
「人間失格(2009)」の解説
太宰治による同題小説を映画化。幼少期から過剰な自意識を持っていた青年が、酒や女に溺れて破滅に向かうまでの心の彷徨を描く。監督は、「赤目四十八瀧心中未遂」の荒戸源次郎。撮影は、「おくりびと」の浜田毅。出演は、ドラマ『魔女裁判』の生田斗真、「ブラインドネス」の伊勢谷友介、「ヴァイブレータ」の寺島しのぶ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2010年2月20日 |
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キャスト |
監督:荒戸源次郎
原作:太宰治 出演:生田斗真 伊勢谷友介 寺島しのぶ 石原さとみ 小池栄子 坂井真紀 室井滋 石橋蓮司 森田剛 大楠道代 三田佳子 |
配給 | 角川映画 |
制作国 | 日本(2009) |
上映時間 | 134分 |
公式サイト | http://www.ns-movie.jp/ |
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ユーザーレビュー
総合評価:3.68点★★★☆☆、20件の投稿があります。
P.N.「ぷーさん」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2023-06-01
竹一役の柄本佑さんがそうきたか!というかんじでよかったです。
全体的には画面がくらいけどそこまで陰鬱なかんじではなくちょっと個人的にものたりなさを感じました。
きれいにまとまりすぎているかなというかんじ。