P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-08-14
美しい撮影とギジェルモ・アリアの巧みな演出術と構成を味わいたい!
あのひよくぼうのだいちで
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美しい撮影とギジェルモ・アリアの巧みな演出術と構成を味わいたい!
本篇出演のホセ・マリア・ヤスピクが主演のメキシコ映画が〈不倫する肉体〉何だ。此れもも又,どっしり構えたカメラワークで寡黙ながら複雑な恋愛関係を見据えた佳作だった
そして,ロバート・エルスウイットの流麗なカメラワークが美しくも残酷な真実の,現在と過去を映し出す
🔥十年前に本篇をロードショー館で観たときはシャリーズ・セロン,キム・ベイシンガー,ジェニファー・ローレンスの三大女優の出ていた事を意識し無かった…。そして監督が「バベル」や「21g」の脚本家で有る事も。逸れでも劇場で見た鮮烈な印象丈は炎の如く脳裡を過ったんだ
時間軸の違う話が次々と展開していき、彼女の犯した過ちが何だったかに気づいたとき、思わず「あー!」と叫びそうになった。
本当に見事な作りだ。
過去と現在、生と死の連続性…
いろいろなことを考えさせてくれる映画だ。
三世代の女優が、素晴らしい!
すごいの一言!
現在、過去、さらに過去が交互に展開されます。
最後にそれが一つにつながって、答えが見えてくると鳥肌ものです。きたーっ!って感じでした。
不倫をしていた母、過去を引きずる主人公、さらにその娘。ひとつひとつ意味があって、ムダなシーンがひとつもない。
見終わった後も余韻が残り考えさせられました。